月島慕情 |
著者の作品は、「地下鉄に乗って」と「蒼穹の昴」、「中原の虹」しか読んだことがなく、短編はこれが初めてだ。 「平成の泣かせ屋」の異名に警戒しながらだったが(小説も映画も、「泣ける」を売りにしているものは嫌いだ。「泣く」ことが目的化するのは本末転倒だと思う。)、なかなかどうして。 おそらくこの湿度、短編で終わらすから許容範囲なのだろう。 このウェット感で長編だと、多分ベタベタ…と感じるはず。 全て終わらせ方がいい。 現在30代だが、これは20代では理解出来なかったのでは、と思った。 「泣かせ」と言っても、それなりに捨ててきた過去が多い年代じゃないと、泣けないだろう。 何もかも、全部を書いているタイプの小説ではなく、後は推してはかるべし…的なラストが多い。 で、実は私もひとつだけ分からない(笑)。 ラストの「シューシャインボーイ」、菊治さんの望んでいたことは何だったのでしょう? 何に満足して下さったのでしょう? 7編中の白眉だと思うし、実際私も一番好きな話なのだが、ここだけは結論を言葉ではっきり書いて欲しかった。 もちろん、「何」と即物的に書かないことが、作品の質を高めていることは分かっている。 ただ、その「何」を理解するには、私の人生短すぎるようで(笑)。 |
パンク・オー・ラマ(4) |
EpitaphのPunkRockバンドがたくさん聴けてこの価格! バンド探しにはもってこいのアルバムですよー |
逃れの街 [DVD] |
主人公が家電配達員という、俺たちブルーカラーの等身大の姿が、目を背けたくなるほどリアルに描かれている。警察の描き方もリアル。どんどん悲惨に堕ちていく芝居を水谷豊が好演。柳ジョージの主題歌もグッド! |
Cause for Alarm/Victim in Pain |
NY HCの重要名アイテムの84年にリリースされた『Victim in Pain 』86年にリリースされた2nd『Cause for Alarm』の2in1CDです。曲順が2nd-1stになってるいるのが解せませんが、TRACK 11から聞きましょうたたみ掛けるような怒迫力プレイはホント最高です。 FEAR FACTORY2ndでカバーしたYOUR MISTAKEを収録。 2ndは86年当時クロスオーバー現象のまさにピーク時にリリースされた象徴的作品メンバーは酷評していますが、好きなファンは少なくないハズ(自分は好きです!) |
極上天使 1 (1) (きらら16コミックス) |
スタイリッシュな絵にひかれて買ったのですが、ストーリーもいいです。 主人公の神楽が魅力的で憧れちゃいます。また、神楽を取巻く人々もとっても個性的で面白いです!! |
真夜中のシャドーボーイ |
このグループは最初見た時にはあまり魅力を感じませんでしたが、最近は見方がかわりましたね。彼等は今発展途上の段階にあり容姿もなにもかもが目まぐるしく変わる時期でもあります。その成長を見るのも一つの楽しみでもあるのではないかと。レビューの中には厳しい意見もありますが、正直先見性がない!このグループの中には今までのグループにはない歌唱力のある子もいるので期待できます。先が楽しみ(^O^) |
夏至【字幕版】 [VHS] |
「シクロ」路線ではなく、「青いパパイヤの香り」と同じ世界です。 しっとりとした映画。3人姉妹のそれぞれの生活、夫や恋人との関係などなどが淡々と描かれます。説明は少し少ないくらいなのに、テンポよくストーリーが進んでいくので、どんどん引き込まれてしまいます。 いつも雨が降っていたような、、、そんな記憶が残る映画です。 |
The Beatles 1962-1966 |
まずラブミードゥーからアハーディズナイトまでの
シングルカット曲群を聴くべし。 ブルーノートという音階をこれ以上ないほど 素晴らしく使っています。 B面はラバーソウルからの選曲が多いですね。 個人的にはイエローサブマリンよりもノーレプライか アイルビーバックをこのベスト盤に入れて欲しかった。 何はともあれこれほど1つのアルバムに濃密な体験をしたことは ありません。 レコード時代は2組このアルバムを買いました。 まさにレコードを擦り切れるまで聴きました。 赤盤は「ラバーソウル」からの曲目の比重が多い。 ビートルズ1962〜66、67〜70を十分消化した方々は やはりオリジナルアルバムを聴くようにして欲しい。 いつまでも1曲1曲の刺激を求めるだけではなくて、 アルバム全体のコンセプトを理解して欲しいから。 |
タイタニック アルティメット・エディション [DVD] |
今までのJ・キャメロン作品というとアクション向けの監督だったが「トゥルーライズ」から新たな分野に挑戦し始めた。企画会議でも重役相手に平然と実物大のタイタニックを作ってロミオ&ジュリエットを演ると言い放った。制作費は当時最大。完成も遅れてローズの年齢設定を考えるとギリギリだった。それにスターウォーズの新3部作の製作も始まっており完成まではマイナスの情報ばかりだった。
しかし実際に映画館で観ると待っただけの甲斐はあった。結局映画館で何回見ただろう。最低8回は覚えている。公開されたのは97年。世紀末を前に不沈船タイタニックを現代文明に例えた人もいただろう。そして救命ボートに乗り込むローズはこの先どうなるだろうと絶えず観客の関心を3時間引っ張った緻密な脚本、キャメロン演出の決定版だと言えます。映画が終わって拍手が巻き起こったり、ずっと泣いてる人も少なくなかったです。 音声解説も3種類も入っていて改めてJ・キャメロンの完璧主義を伺い知る事ができます。これとシナリオ写真集と並行して見るとより理解が深まると思います。最初は謎解きのような話だったのが試行錯誤の末1つのラブストーリーに集約されていく過程はJ・キャメロンでさえも悩んだんだなぁということが分かります。機関室で「全速前進」と言う声は監督のJ・キャメロンの声です。 |
Another Voice |
NYHCの重鎮、Agnostic Frontの8作目のアルバムです。
復活後の音に不満を持っていた人の期待に答えるように重く、暴力的な音になって帰ってきました。 音だけ聴くならHatebleedに近いです。プロデューサーにボーカルのJamey Jastaがいるからでしょうか。 そのJameyがゲストボーカルとしても参加してる「Peace」はかなり良い出来です。他にもライブで盛り上がりそうなAll Is Not Forgotten も結構ヤバイです。 並々ならぬ気迫と、気合が感じられる本作。本気でかっこいい音を探している人に聴いてもらいたいです。 |