カニング・キラー/殺戮の沼 [DVD] |
ワニが人を喰う映画・・・・・となると以前「アリゲーター」という傑作があったが、あれはジョン・セイルズという才人の脚本なしにはありえない映画だった。わんさかあるワニが人間を襲う映画の大半はドラマも特殊効果も貧弱なゴミ映画以外の何ものでもない。今回も正直、覚悟の上で見ることにした。
しかし、予想に反して凄く面白かった。ワニの特殊効果も素晴らしいが、シナリオに見事な工夫がある。アフリカの内戦の産物として人食いワニを登場させる事で、劇中起こる惨劇をアフリカの悲劇のメタファーとしたのだ。ハッピーエンドのようで実はそうでない「この結末」は「アフリカで戦争が終結しても、戦争の傷を癒すにはより多くの時間と必要とする現実を表す」意味では必然の産物なのだ。以前ジャン・クロード・ヴァン・ダムの「ディテクティヴ」を観た時、これまた期待以上に素晴らしい出来だったが、あれと同じでジョン・ブランカードとマイケル・フェリスのシナリオ(ターミネーター3)がまず3流怪獣映画に終わりかねない物語を鑑賞に堪えうる作品に仕上げている。 無論「怪獣」であるワニもCGですばやく動き、安さを感じさせない。 ただ「大ヒット」ではなく、そこそこのヒットだから、まあそこは誇大な宣伝じゃあ(笑)とは思うけれど、映画が面白いからいいでしょう。 |
ダンス・パニック!~HYPER~VOL.1 |
SCOOTERやN.Y.C.C.ほかBTSになじみのある曲がノンストップで 爆走してます。ノンストップなのでちょっと忙しいけど 楽しめます。 |
フィースト アンレイテッド・バージョン [DVD] |
やたら元気がいいので若干ハイになれる。
おとぼけキャラが多くコミックホラーなんだが、 モラル感を試されるシビアな面もあり割と見られる。 がきでかレベルではあるが性的な表現があるので家族揃ってみるには適さないと思われる。 低予算ながら撮影のセンスがよく迫力を感じた。 |
クローバーフィールド/HAKAISHA (竹書房文庫 DR 206) |
自由の女神の頭部が無くなっている衝撃的な写真を見せつつ、映画の内容がさっぱりわからない宣伝スタイルをとった映画の小説版。脚本から小説に起こしたという。
読んだ結果、あー、なるほど・・・、と。 日本人にとってはよくある話であるが、米国人にとっては新鮮なのかもしれません。 小説自体は、平易な日本語で訳されており、スラスラ読めました。 通勤の往復で読み終えてしまった。ただ、NYの破壊シーンに重点が置かれているために、詳細が明らかにされないまま終わってしまった部分がある事が残念。 続編ができるらしいので、明らかにされる事を期待。 |
モンスターパニック―超空想生物大百科 (Million mook―新映画宝庫) |
特に筆者の好みで作品の出来を押し付けるような文も無く、客観的に多くの作品を載せてくれて、知っている作品、知らぬ作品関係なく結構楽しく読める、意外と名著かもしれません。 |
モンスターパニックReturns!―怪獣無法地帯 (Million mook―新映画宝庫) |
「モンスターパニック」の時はボリュームがあったけど、「Returns!」はコラムが充実した反面、1Pに4作品紹介していたのが1Pに2作品紹介してしまい、ボリュームダウンしてしまった。確かにコラムは充実しておもしろいけど、肝心の作品紹介を減らしてしまったら楽しみが半減してしまう。もう少しバランスを考えて欲しい。 |