鴨志田穣・西原理恵子ラストコラボレーション 戦場カメラマンの唄 |
おそらく、知らない人にとっては、他愛のない1冊の本かもしれません。
でも、ファンを含め、知っている人にとっては、そんなことは関係ないでしょう。 本書では「豪華メンツ」が鴨志田さんを思い思いに語られています。 思い出か、思い入れか。それぞれの心の中の鴨志田さんがそこにいます。 多くの写真も掲載されています。何だか、みんな、笑った顔ばかりです。 胃痛とストレスに悩む日本人が忘れかけていた、屈託のない笑顔が並んでいます。 そして「鴨ちゃん」を描ける唯一の人、西原理恵子さんのマンガもあります。 西原さんが描く鴨志田穣さんは、時折「人間」としてはどうかと思われるような 振る舞いを見せてくれますが、父として、また、人として真っ当な人であることを 彼女自身の筆が語ってくれています。愛だよ、愛。 CDブックなので、当然ながらCDがついています。 このCDは、必ず笑いながら聴き、決して歌詞を人前で読んじゃイケマセン。 何だか分らないけど、とても恥ずかしい事になってしまいます。 でも、大切な人の前だったら、良いかも知れません。 ファンのための、そんな1冊 副題は「鴨志田穣・西原理恵子ラストコラボレーション」 |
ぼくんち デラックス版 [DVD] |
西原理恵子の原作コミックを映画化。 かなりハードな大人社会を目の当たりにしている兄弟の辛い現実を描いているのに、明るいのは小さな弟くんのおかげかな? いきなり帰ってくるお姉ちゃん役の観月ありさがいいです。 放送禁止用語が飛び交うので子供には見せられないけど 家族の愛情が暖かい映画です。 |
この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ) |
私個人は、幸運にも、借金を粗方返済致しました。
その結果、一括払いしかできなくなりました。 ・・・カードは使うんですけどね。ww ローンを組むのが嫌に成りました。 この本は、著者が嘗て貧乏であったことから始まり、 働くとは何か?へ到る著者の実体験と思考を語ったモノです。 |
毎日かあさん 5 黒潮家族編 |
私はサイバラとは「まーじゃんほーろーき」以来の付き合いなのだが、本作はサイバラの新聞掲載マンガと言う事で手に取って見た。キチンと新聞掲載を考慮して題材を選びつつ、相変らずの怒涛の勢いで読者に迫る様には感心した。
子供との身体を張った毎日の様子をいつものギャグで描く。その中で、"鴨"との思い出を全編に散りばめ、読む者の心を切なくさせる。そして、ギャグの中に読者の子供時代を懐かしく思い起こさせる、さりげない一言を添える。バランスが絶妙である。上で題材を選んでいると書いたが、サイバラ自身の破天荒な言動は黙して語らない(最近は「FX」に突っ込んでいるようだ)。巧みである。 読めば元気が出て、所々読者の琴線に触れてくる歯ごたえのある傑作マンガ。 |
営業ものがたり |
上京ものがたり、女の子ものがたり、に続く、同様の装丁のものがたりシリーズの単行本。
冒頭の営業ものがたり8作と、浦沢さんとわたくし、おまけまんがは、いつもの西原氏のノリ。 「うつくしいのはら」は叙情的な良作。 朝日のあたる家5作は、ぼくんち番外編といった趣。 |