包丁人味平 (9) (集英社文庫―コミック版) |
「包丁人味平」は1973年から週刊少年ジャンプに連載された料理漫画。今でこそ様々な料理漫画がでているものの、当時としては大変珍しい漫画。それでも本書の凄いところはおいしい料理の探求というてんは変わらないものの、店の経営やコストを考えるなど他にはない視点があるところだった。今読んでも、そこらにある料理漫画に劣らないどころかそれ以上に面白い。その本巻、二大デパートの駅前進出により、カレー戦争が勃発。白銀屋は鼻田香作率いる「インド屋」、大徳デパートは「アジヘイ」で勝負することになった。独自のカレーを試行錯誤する味平だがカレーによる日本制覇を謀ろうとするマイク・赤木によって「アジヘイ」は閉店の危機に… |