Re-Cool Reflections |
このアルバムに関して多くを語る必要はない。日本が誇る最高峰のAOR作品。
構成、アレンジ、演奏、どれを取っても非の打ち所がないパーフェクトな仕上がり。とにかくアレンジャーである井上鑑のアレンジ力の勝利である。超一流のアレンジャーでありスタジオ・ミュージシャンである井上鑑の、まさに職人技的な絶妙のアレンジがこのアルバムの全てと言って良い。 特にかつての大ヒット曲「ルビーの指環」での大胆なブラス・セクションの導入、テーマ部分のフレーズ(半拍のブレーク、1拍の4連符)を残しながらの重心を下げた重々しいアレンジ、中間部の“決め”の導入によるアクセントの付け方など、かなり思い切ったアレンジの組替えを行っているがこれが最高にカッコ良く、思わず身震いしてしまった。一旦元曲をバラし再構築したものと思うが、あの大ヒット曲に対してここまで踏み込んだリ・アレンジを断行した事に敬意を表します。 メンバーは超一流どころ。ギターの今剛はソリストのイメージが強かったが、バッキングの際のミュートをかけたギターが凄く心地よく鳴っている。 これら一流どころをバックに従えた寺尾は、声を発していない部分でも存在感を感じさせているのが不思議。ギターソロなどに入った途端に誰の曲だかわからなくなる様なシンガーが多いが、それはVoがアレンジと演奏に負けているから。Voそのものの強さがなくても存在感を失わない寺尾聰は素晴しい。 ハッキリ言って今の日本にはくだらないジャリタレの雑音が多すぎる。寺尾&彼のバンドたちがそれらに対してのコメントなどもちろん発してはいないだろうが、粛々と自分達のサウンドを披露している姿に、無言のプライドを感じずにはいられない。 |
TWIN BEST |
30代の始めに新譜としてLPでこの二枚のアルバムを聴いた、コスモポリタンという言葉を日本の歌手として初めて感じたアルバムだった。今、十数年ぶりに、再びこの声を、このアルバムを聴くと、今でも、ふらっと、総てを捨てて未だ見ぬ異国に旅立ちたくなる。あの頃から俺は、このアルバムの様な大人の男に成れたのだろうか。二枚のアルバムは今もどこかに眠ってる。 |
Reflections+4 |
○良い点
・最新リマスターを謳うだけあって音は良い。 私の安いミニコンでも小さなボリュームでクッキリ再生してくれる。 ・帯がオリジナルアナログ盤のイメージで再現されている。 本作を初めて聞いたのがレコードだったのでこれには思わず惹かれてしまいました。 ○悪い点 ・他の方もおっしゃる通りボートラにソロ初期シングル音源4曲(「ゴールデン・ベスト」でCD化済み)が入っているのに「ルビーの指環」のカップリング曲の「CINEMA HOTEL」が入っていません。 これで「コンプリートな1枚」と帯に書くのはどうか… ・旧譜の再発で2,500円は高過ぎる。 紙ジャケでもないのに… リ・クール版を気に入ってくれた人に聞いて欲しいなら高くても2,000円にすべき。 ○?な点 ・ケースが不必要に厚いです。 ブックレットが分厚い訳でもないのに… 何故??? ○総じて ・音が良いので迷ってる人には勧めたいけど値段が… 現物見て帯に惹かれたら買っても良いと思います。 |
シドニーオリンピック・サッカー1次リーグ:日本代表vs南アフリカ代表 [VHS] |
簡単に言ってしまうと 試合90分と 特典としてハイライト&柱谷幸一による解説。 「ゴールの少し前」と「選手交代」にチャプターがかわるなど工夫も見られますが 柱谷幸一の解説はとてもわかりやすいです。 |
ホテル・ルワンダ プレミアム・エディション [DVD] |
実際にあった、部族間の衝突、そこから始まる虐殺。
彼の思い、そして平和への願い。 そして生き残るために出した知恵とは。。。 これを見て、善意とはなんなんだろうと思い そして、勇気とはなんだろうと自問しました。 心に残る名作のひとつです。 |
ツォツィ プレミアム・エディション(2枚組) [DVD] |
エンタテインメントとしてスイスイ観られる。時折挿入される小気味よいラップの重低音とともに,ツォツィは改心していく。観る側は,安心して彼の行動を見守るだけであり,何も難しいことは考えずとも良い。
映画だけを観る限り,本作からアパルトヘイトや貧困問題に対するメッセージは感じられないし,それを求めていない観客にとってはそれで良いと思う。 道徳の読本をめくるように,ただ心清らかに観ると良い。 |
手ごわい問題は、対話で解決する |
ITコンサル・プロマネ(職歴18年)の視点でのコメントです。
職業柄、「問題解決」という言葉には反応してしまいます。 この本がどのような読者層をターゲットとしているのか、誰に読んでほしくて書かれたものなのかはわかりませんが、私の購入動機はコンサルタントとして、「新しい問題解決の手法のヒントが得られるのではないか」というものです。 このような目的でこの本を購入される方は少ないかもしれませんが、この目的だけから評価するならば、点数は高くはなりません。 もっとも、この本が書かれた目的はそんなところにはないでしょうから、この評価がこの本の価値を下げるわけではまったくありません。少しでも社会に問題意識を持って臨んでいる方であれば、読んで後悔するような本ではありません。「普通に」良い本です。 私がこの本に支払ってもよいと思う金額は・・・ 1300円 |
E10 地球の歩き方 南アフリカ 2008~2009 (地球の歩き方) |
南アフリカには2度行きました。
ヨハネスブルグでは、鉄条網に囲まれたホテルでの会議でした。 番犬と番人に見張られた条項での会議は緊張していました。 ケープタウンでの会議では、市内の中心部で、IBMのあるビルのすぐ隣でした。 ヨハネスブルグに比べると治安がいいような感じです。 それでも、地球の歩き方に危険とかいてある地域には行かないようにしていました。 |
2010年南アフリカW杯が危ない! (角川SSC新書) |
2年後、ほぼ間違いなくW杯が開催されるであろう南アフリカ。著者自らが、2度に渡って訪れた体験と情報を基に、観戦に訪れる多くのサポータへ投げかけるメッセージ。この本が大袈裟なのか、過小なのかはもちろん言ってみない事には体験できないが、普段考えもしない南アフリカの現状を、サッカーを通して垣間見れる内容で読みやすく仕上がっている。まだまだ日本が出場するかどうかはわからないが、一度手に取ってもいいかもしれない。 |