赤塚不二夫とトンデモない仲間達!!2/8
天才バカボン DVD-BOX |
最近の新バカボンアニメは私は観ていません。 だからどのバカボンアニメの出来が良いか?なんて知りません。笑 昔、「元祖」が放映された時、初めの頃だけ少し観ましたが、 正直、子供心に「面白くない」と思って止めてしまいました。 それくらい「天才バカボン」が良かったのです。 その後のバカボンシリーズも、時代に沿ったものなのでしょうが、 一瞬は小倉さんパパのものも観ましたが…それも私には観れません。 本来の赤塚さんの漫画の世界とはおそらく一番違っているだろうことはキチンと分かっています。 …いますが、この初めに放映されたバカボンを知っている方の中で、 どれだけその後のバカボンの方が良いと思われる人がいるだろうか? もともと収集のつかない原作の作風、 テレビ版の初バカボンくらいの脚色がある方が良いときっと思うのです。笑 もしも、現代の若い人でも、 あるいはバカボンが嫌いだった方でも、 今までにこの初めのバカボンを観たことのない方は是非観てみてほしいです。 声優さんたちの演技も、この頃のほうが良い。 原作らしく淡々と進む後続のバカボン版での声優さんの演技は、だんだん下手になって行ったように聞こえてしまう。 おそらく脚色のせいでもあると思う。 とにかく、この初テレビバカボン版は他のテレビ版とはまったく別ものだ。 そして、私はこのアットホームなバカボンが一番だと思う。 現代にもよみがえってくれないだろうか? 今また、夕方に再放送をしても、現代っ子でも温かみを感じながら観るのではないだろうか? 今だからこそ、また放映も望みたい。 小さなお子さんのおられるお家では、 「しんちゃん」や「ちびまるこちゃん」も良いですが、 私はこちらが絶対一番お勧めしたいアニメです。 |
赤塚不二夫対談集 これでいいのだ。 (MF文庫ダ・ヴィンチ) |
漫画家赤塚不二夫の対談集です。各界の才能と対談しています。がんの末期の時期のようで、本来体調不良の中での対談のようです。お酒を飲みながらの対談のようで、身体的には、ギリギリの様子が伝わってきます。それだけに、迫力の様な輝きが見られます。常人にはない生き方の魅力が伝わってきます。 |
赤塚不二夫 裏 1000ページ(下) |
先日惜しくも亡くなられた赤塚先生のアーカイブ本。上下巻合わせて1000ページのレアトラック集です。上巻同様に世相を反映した作品や懐かしいギャグなどがふんだんに詰まった赤塚作品の裏真骨頂です。さて、下巻の内容は;「ぼくはケムゴロ」「アニメまんが」「こんなコトってありますか?」「スリラー教授」「名人」「ニャロメ」「お笑いはこれからだ」「にっぽん笑来ばなし」「今週のダメな人」「今週のアダムとイブ」「赤塚不二夫の文学散歩」「ギャグゲリラ1980」「同1981」「ハタ坊」「たまねぎタマちゃん」「ネコの大家さん」「ピヨ13世」「ババッチ先生」「ひみつのアッコちゃん ヤング版」「いじわる一家」「かけあし人生」「赤塚不二夫のどうしてくれる!?」「ギャグ屋」「大先生を読む」「ヤラセテおじさん」「松尾馬蕉」「不二夫のワルワルワールド」「まりっぺ先生」(複数話収録のものあり)
上下巻合わせて購入することをお勧めします。 |
赤塚不二夫 裏 1000ページ(上) |
現在入手の難しい赤塚作品レアトラック集の上巻です。時代を感じさせる懐かしい内容(赤塚先生は時事風刺に長けていた)に当時を生きた人間にはノスタルジーを感じさせてくれます。さて、上巻の内容はというと;「おいらダメ高」「めくるめっくワールド」「女番長ケロ子」「赤塚ギャグ笑待席」「ギャグギゲギョ」「ギャグランド」「オッチャン」「少年フライデー」「ワルワルワールド」「不二夫のギャグありき」「モンスター13番地」「ちびママ」「大日本プータロー一家」「ワルちゃん」「ニャンニャンニャンダ」「メチャクチャNo.1」「続メチャクチャNo.1」「おハナちゃん」「ジャジャ子ちゃん」「ヒッピーちゃん」「青い目の由紀」(複数話載っている物あり)となっています。トータル503ページで持ちづらいほどの厚さ!自分は掲載作の半数以上知りませんでした。今後も赤塚作品のアーカイブが出されることだとは思いますが、内容と値段からしてもこの作品は「買い」だと思いますよ。 |
赤塚不二夫 漫画大全集 DVD-ROM |
手塚治虫の全集DVDもすばらしいものでしたが、このDVD集も負けず劣らず良い出来です。20世紀日本における漫画文化のレベルの高さを余すところ無く伝えてくれる逸品だと思います。付録のDVDでは動く不二夫先生がたっぷり見られますが、キテレツなコスプレ映像を家庭用ビデオで撮影させているところなどギャグ漫画そのもののようで大爆笑間違いなし! 限定発売なので、無くなってしまう前にぜひ買いましょう。安い買い物と思いますよ。 |
元祖天才バカボン サウンドトラック総集盤 |
「バカボン」シリーズの中で唯一、未サントラ化だった本作のBGMをまとめた、まさに快挙とも言うべき音楽集でしたが、惜しい点がいくつか見受けられます。
まず、商品上で"STEREO/MONO"と表記されていますが、全曲モノラルです。ステレオ録音の筈の主題歌フルサイズ3曲が、何故かモノラルで入っていました。コロムビアから原盤を借りれば良いはずなのに、それが出来なかった理由でもあったのでしょうか。また、「元祖天才バカボンの春」のTVサイズも未収録になっています(これは「東京ムービーアンソロジー2」で補完可能ですが…)。 ライナーノートですが、渡辺岳夫氏が直接作曲していない楽曲(運命、葬送行進曲など)の作曲者が明記されておらず、歌関係のボーカル名が不完全なのも気になります(書いてあるのは「パパはやっぱりすばらしい」のみ)。そして、「元祖天才バカボンの春」の歌詞が収録されていません。スタッフは「元祖天才バカボンの春」に何か恨みでもあるんでしょうか(笑)。 あと、Mナンバー+メモ+楽器名という曲名は、どういう意図によるものでしょうか。ちょっと首を傾げてしまいます。 あれこれ言ってしまいましたが、個人的な収穫は、「新ルパン」「がんばれ!!タブチくん!!」に流用されたファンファーレ調の曲が入っていたことです。予告テーマとして使われた、48曲目の「M32 ジングル〜ドラムロール」です。思えば「元祖バカボン」「新ルパン」「タブチくん」、すべて選曲が鈴木清司氏でしたね(笑)。 |
赤塚不二夫トリビュート~四十一才の春だから~ |
私は赤塚漫画をリアルタイムで読んでいた世代ではないが、
このCDは冒頭から最後まで楽しく聴くことができた。 つまりは「赤塚不二夫そのもの」を、 それぞれの演者が音楽表現した結果が今作なのだと思う。 歌唱の上手下手や演奏スタイルは考えてはいけない。 いま一度「天才バカボン」を一通り読みなおすといい。 赤塚不二夫自身が追い求めたであろう「非常識の軌跡」。 あれを音楽表現しようとは、甚だ天晴なバカさではないか。 真面目が取り柄の人が買うことには、賛成の反対なのだ。 バカ田大学の優等生だけが楽しめるのだ。これでいいのだ。 |