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「闇の子供たち」 答えはない、しかしこれはみるべき映画である




血と骨 通常版 [DVD]
最後の最後まで、とても楽しく観ることが出来ました。
日本という国を舞台にしての映画で、こうした不幸な描写がためらいもなく淡々と連続するのは、ぬるま湯に生きる我々にとってこれは異常な体験と言わざるを得えません。
そうして何十年にもわたる描写が「一人の人間の暴力」を中心にして巡るという不幸。すげーこっちゃ。
キャスティングもいいです。秀作だと思います。

 

血と骨 コレクターズ・エディション [DVD]
主人公の、己の欲のみを軸とした暴力的な生涯。それに巻きこまれ、翻弄され、あるいは捨てられ、葬られてゆく人々の、救いようのないような凄惨な人間模様。眼を背けたくなるような光景でもリアルと感じたのは、ここまでひどくは無くてもよく似た人々を私が知っていると感じたからか。「えげつない」という形容詞がこれほどしっくり来る男にはなかなかお目にかからない。この映画をとおして崔監督が観客に伝えようとしたのは、あるいは複数の民族の眼から複眼的に見たリアルな昭和史であり、あるいは単純に、狂気と暴力に満ちた男のものがたりを媒体に、そうしなければ生き残れなかった時代を現代に投影するなにがしかのメッセージかもしれない。全体を貫く昭和のイメージは、窓から差し込む日の光、深夜の路地の闇のいろ、ふすまの質感、そんなディテールの忠実さで見事に表現されていた。

余計なことを考えずに、偏見を持たずに観るなら面白い映画。

 

夜を賭けて [DVD]
今の「超大作」映画の多くはCGを駆使した頭で作った映画ばかりだ。特にハリウッドがそうだ。だがこの映画は違う。CGは一切使わず、スタッフ全員の肉体と精神によって作られた「肉体の」映画だ。

 太平洋戦争が終わってから10年後の大阪。アジア最大の兵器工場跡地に眠る金属スクラップを、差別と貧困、そして祖国の南北分断という苦境に直面する在日コリアンたちが、警察の目を盗んでは掘り出して売っていた。アパッチ族と呼ばれたこの在日たちのサバイバル劇を余すことなく描ききった。とにかくパワフルで痛快で、それでいて哀しい映画だ。そして美しい。珠玉の台詞が響き渡る。
 「祖国からも日本からも見捨てられたわしらに、未来があるっちゅうんか!」「ある!!」
 「知恵のある者はアタマ使え。知恵がない者はカラダを張れ。それを合わせればなんとかなるで」
 生きる力を与えてくれる作品だ。


 

闇の子供たち (幻冬舎文庫)
とても衝撃を受けた作品です。このことが現実なのかどうか、信じられません。もし真実ならば、真剣に考えなければならないと思います。

 

血と骨〈下〉 (幻冬舎文庫)
下巻は金俊作が敗戦後蒲鉾工場を立ち上げて成功するところから病魔に襲われて家族に捨てられ、最後は北朝鮮に移住するまでの話。
必死の思いで金策した妻、危険を冒して蒲鉾工場認可証の取得に奔走した娘婿、工場が稼動すると骨身を惜しまず働いた息子や娘、これら家族一族に全く報いることなく、金と自分のみを信じて、やりたいことをやった男の末路。暴力で意のままになると信じた男は暴力を振るえなくなると復讐された。

反面教師として「家族」とは何かを教えられる。


 

血と骨〈上〉 (幻冬舎文庫)
本当に凄まじい小説でした。
多少の誇張はあるにせよ、こんな人間が実在したのかと疑いたくなる様な壮絶な生き様。徒党も組まず一匹狼を貫く姿勢は、潔ささえ感じられる。自分以外の人間は例え血を分けた子供達であっても信用せず、家族は自分が生きる為の道具として見ないその冷徹さ。
全ての欲望に忠実で、生きるということにここまで貪欲である人間を知らない。

 

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