みうらじゅん オレTube 第5回
スケキヨ |
賛否両論あるだろうが、私にとっては、このアルバムは紛れもなく随一の神的名盤である。 『アオヌマシズマ』とセットではなく、これ一枚だけで最高の完成度を得ている。 また、大槻ケンヂという個性が表現として最も輝いているのは、本作であると言っても過言ではない(かもしれない)。 様々な葛藤や憤りは総て、最期の『GURU』へと収束する。 そしてそこに、究極の慈愛、卑屈、そして悲壮感とがひしめき合う言葉と音の渦が生まれ、聴衆を深い思考の淵へと飲み込んでゆく。 私はこのアルバムを聴くと未だに自分の在り方について悩まされてしまう。 異形への愛とその根源に覚えのある人には、是非ともこの強力なアジテーションを感じて欲しい。 |
大槻ケンヂ オーケン・ベスト THE BEST OF KENJI OHTSUKI |
大槻ケンヂを、筋肉少女帯のヴォーカリストとしてしか 知らない人には、氏の他の活動をざっと知ることの出来る、 ちょっとしたベスト盤といえるでしょう。作家、エッセイスト としての大槻ケンヂから入った人にもお薦めできますが、 これで全部ではないので、気に入ったらいろいろ他のアルバムも 聴いてみて欲しいです。 |
DTF [童貞編] [DVD] |
ラジオで何曲か流れていたので「なんじゃこりゃ!」と思っていましたが、実はそれがDVDとして発売されているなんて! 歌詞は、童貞ならではの妄想や、思い込みの嵐! つっこみどころ満載です。 「なんでわざわざこんなのをアルバムにしたのか?」という曲ばかりです。これはうちの家宝にしたいですね。 |
親孝行プレイ 第2巻 [DVD] |
第2巻は2−4話ということで、これまたすべてみていましたが・・・特典がすばらしい。
アウトテイク集はなんと27分くらいはいっています。安田顕さんが「2分以上は熱演、でもアウトテイクかよ(笑)」なんてのもあれば、スタッフさんとの談笑や、コメンタリーも3人で2話分と、DVDならではの醍醐味がありました。 来月も買いますよ(BOXだときついけど毎月1巻なので、ご褒美買い〜) だんだん3人やスタッフが慣れ初めた感じがゆるーくでていて好きです |
コンティニューvol.43 |
私のゆうきまさみに関する知識は乏しい。
「パトレイバー」や「バーディー」ぐらいしか知らない。 だが、だからこそ(?)彼を知るための今特集なのだ。 ゆうきまさみの1万字インタビューもそうだが 彼の作品(雑誌「OUT」でのデビュー作から)を年代順に、そして現在まで一つ一つ解説して掲載されているのは、けっこうなボリュームだと思うし、ここまで濃い内容は珍しいかも。とにかく「読んでみたい」と思わせる紹介文がなかなかニクイ(笑)。合間に田丸浩史やとり・みきの証言も興味深い。ちなみに赤根監督いわくアニメ『鉄腕バーディーDECODE』の続編(1月から放送)は原作のハードな所を出したらしいので楽しみです。 大槻ケンヂと新谷良子の対談では『絶望先生』にも触れ、大槻さんはゆくゆくはロックとアニメの垣根を超えて活動したいそうです。『ソウルイーター』からエクスカリバー役の子安武人インタビューで、エクスカリバーの歌はなんと子安さんが作曲したとか!有野課長の特集はかなりてんこもり。 今回もいつものコンティニューって感じでした。 文庫にもなってる『究極超人あ〜る』から読んでみようと思います。 |
はたらきたい。 |
今年に入って、4月になって物凄く景気が心配ですよね。
多分、自分だけじゃなくて世の中には期間従業員だとか契約社員だとか、 雇われオーナー、名ばかり管理職の人たちとかたくさんいるはずです。 時間がなくて仕事に忙殺されているような人にこそ読んでほしい。 はたらくことは楽しいことだったよね? 楽しくはたらくために生きるようにすれば、世の中のかなりの問題は解決すると思う。 多くの大人に勇気をもって欲しい。 今こそ。自分も含めて。 そんなことのためのエッセンスが詰まった本だと思います。 |