ダンサー・イン・ザ・ダーク [DVD] |
内容は山ほどレビューがあるので他を参考に…。ここでは映画の観方について少々。先ず映画を一つの「作品」としてじゃなく、「現実投影」して観る方が多いなとこのレビューを拝見して思いました。観方は確かに自由です…しかし「主人公はこう在るべきだ」「現実離れし過ぎてる」等の意見は些か滑稽かと。所詮映画ですから銀幕の中の出来事です。それが全てです。それ以外のストーリーや結末は有り得ないんです。通して一つの「作品」です。故に対しての批評は理解出来るし重要でしょう。でも、そうではない方のレビューは、何か…とても危険臭が漂ってません?先進国での映画の影響力はとても大きいです。それ故、客観視出来ない方も非常に多い。もっと映画を観ましょう!最後に私の「インザダーク」の評価は…普通に面白いです。でもビョークは金輪際銀幕では観れないでしょうね(笑) |
ダンサー・イン・ザ・ダーク [DVD] |
まず思ったのはカメラワークが非常に斬新だと思いました。わざと手ぶれしたような撮影方法(詳しくは知りませんがドグマ95というものに沿ったものらしいです)は、非常にリアルな雰囲気を醸し出しています。
内容に関して一つ言えるのは、映画に対して常にハッピーエンドを期待する人にはこの映画はとてもじゃありませんがオススメできません。ストーリー的にはこれ以上ないほどに悪い展開が続き、最後は主人公セルマの死で締めくくられます。 私は個人的に映画は好きだが、引き込まれ飲み込まれるという体験をほとんどしたことがないし、感動を覚えたこともない。しかしこの映画はそこいらのミュージカルとは完全に一線を画している。 どこまでも退廃的な暗鬱とした雰囲気、目も当てがたい悲劇、それに逆行、逃避するようにセルマの脳内で創造される溌剌としたミュージカル、全てが私には新しすぎました。しかしながらこの映画は決して視聴者に暗澹とした後味を残すために創作されたのではないと個人的には思う。セルマの盲目的な息子への愛、絞首台でのセルマの歌を聴いていると涙腺が完全に崩壊していました。言葉を超えたメッセージ。この映画は忘れかけている(どこか忌避されているような)人間の大切な感情やあり方を雄弁に語ってくれるでしょう。 最後に主演のビョークについて触れておきたい。彼女の歌声は圧巻の一言に尽きる。私は力強い歌声に体中の鳥肌が立ったのを鮮明に覚えている。 また演技もすばらしすぎます。自然で心の底から出た感情、彼女の演技一つ一つがそれに裏打ちされている気がします。特に表情の変化が凄い。 ビョークという人物はものすごく人間の本能的、原始的な感覚を持ち合わせている人だと思う。人間としての魅力もさながら、彼女には女性としての魅力が迸っている。これを見るまではアルバムのジャケが気持ち悪くて避けていたが、今では完全に彼女の虜になってしまいました。笑 また気に入った方は、サウンドトラックの購入をオススメする。原曲とは若干違うものの、非常に完成度が高い! |
ダンサー・イン・ザ・ダーク【字幕版】 [VHS] |
多くの人がコメントしてるとおり、賛否、好き嫌いが分かれる作品だと思います。
私自身、ダークでリアルな映画や音楽が好きなのですが、それでも見ているのが辛くなりました。 しかし、この映画の素晴らしいところは(ビョークの演技と歌は言うまでもなく)主人公も見てる側も、もう絶望で立ち上がれない!見てられない!というギリギリの所まで来たときに、”フワッ”とビョークのミュージカルが入ってくるところです。 誰でも現実があまりにも辛すぎて、とにかくマイナス方向になってしまいがちなことはあると思います。しかし彼女はそんなときに頭の中で妄想ミュージカルを描き出し、その中で一般の人達は忘れてしまっている{本当に大切なもの(安っぽい言葉でスミマセン(^^ゞ)}を、そのつど確認していく・・・。 ビョーク好きな人は勿論、ビョークを知らない人も見てほしい映画です。 ぜひおもいっきり感情移入しまくって見てください!! |
ダンサー・イン・ザ・ダーク【日本語吹替版】 [VHS] |
まず思ったのはカメラワークが非常に斬新だと思いました。わざと手ぶれしたような撮影方法(詳しくは知りませんがドグマ95というものに沿ったものらしいです)は、非常にリアルな雰囲気を醸し出しています。
内容に関して一つ言えるのは、映画に対して常にハッピーエンドを期待する人にはこの映画はとてもじゃありませんがオススメできません。ストーリー的にはこれ以上ないほどに悪い展開が続き、最後は主人公セルマの死で締めくくられます。 私は個人的に映画は好きだが、引き込まれ飲み込まれるという体験をほとんどしたことがないし、感動を覚えたこともない。しかしこの映画はそこいらのミュージカルとは完全に一線を画している。 どこまでも退廃的な暗鬱とした雰囲気、目も当てがたい悲劇、それに逆行、逃避するようにセルマの脳内で創造される溌剌としたミュージカル、全てが私には新しすぎました。しかしながらこの映画は決して視聴者に暗澹とした後味を残すために創作されたのではないと個人的には思う。セルマの盲目的な息子への愛、絞首台でのセルマの歌を聴いていると涙腺が完全に崩壊していました。言葉を超えたメッセージ。この映画は忘れかけている(どこか忌避されているような)人間の大切な感情やあり方を雄弁に語ってくれるでしょう。 最後に主演のビョークについて触れておきたい。彼女の歌声は圧巻の一言に尽きる。私は力強い歌声に体中の鳥肌が立ったのを鮮明に覚えている。 また演技もすばらしすぎます。自然で心の底から出た感情、彼女の演技一つ一つがそれに裏打ちされている気がします。特に表情の変化が凄い。 ビョークという人物はものすごく人間の本能的、原始的な感覚を持ち合わせている人だと思う。人間としての魅力もさながら、彼女には女性としての魅力が迸っている。これを見るまではアルバムのジャケが気持ち悪くて避けていたが、今では完全に彼女の虜になってしまいました。笑 また気に入った方は、サウンドトラックの購入をオススメする。原曲とは若干違うものの、非常に完成度が高い! |
ダンサー・イン・ザ・ダーク |
この本はほとんどが登場人物の会話文だけで物語が書かれており、情景の説明とか心理描写だとかはほとんどなく、台本といったところ。 よって映画を観た方がこの本を見て、映画以上のことを知ることはできないが、逆に説明過多になって映画の感動を損なうことはない。 特筆すべきは各ミュージカル・シーンの歌詞の原語と邦訳を収録しているところ。あの感動的なI've Seen It Allはもちろん、Next to last songまでも収録。 |