蝋人形の館 [Blu-ray] |
陽気で調子にのっている若い男女が事件に巻き込まれるというスクリームやラストサマーで馴染みあるシチュエーションから始まる。
恐怖度としてはホラーを見尽くしている自分にとってはまあまあという所、残虐なシーンも多いがオモチャみたいな死体や嘘っぽすぎる殺し方などチープな所も多い。 が、パリスが下着姿になったりと別の意味で楽しませてくれる部分もあり。 1ついうなら敵がインパクト無さすぎ・・・スクリームやラストサマーみたいな敵のインパクトがあればもう少し評価は高かった。 ただ、ホラーに慣れていない人やホラーが苦手な人には十分過ぎるくらいの恐怖を味わえるはず!! 映像は普通。音も迫力には多少かけるのでサラウンドスピーカーや5.1ch以上での観賞をおすすめ。 |
蝋人形の館 特別版 [DVD] |
典型的なホラーで、特徴的なものはないけれど、
痛いシーン、ドキドキシーン、お色気シーンあり。 パリス・ヒルトンのやった役は全部に当てはまってるかも。 さらっとみれて、ホラー好きには楽しめるんじゃないかな? |
伯林蝋人形館 |
本書は非常に高度な小説である。何が高度かといえば、読者の頭を使わせるという意味ですこぶる高度な本なのである。では、それがいったいどういうことなのかということを説明したいと思う。本書で描かれる舞台は第一次大戦からヒットラー台頭までの混乱をきわめたベルリンである。体裁は連作短編となっていて、六つに分かれたそれぞれのタイトルにはそこで描かれる人の名が冠してある。そう、本書には六人の主要登場人物がいるのである。
貴族として生を受け、職業軍人となり、果てはジゴロに成り果てたアルトゥール・フォン・フェルナウ。ロシア革命によって亡命し、ドイツ内戦の中でシナリオライターに憧れるナタ―リャ・コルサコヴァ。貧しい家に育ち、流浪の末ナチ党員として銃弾に倒れるフーゴー・レント。ドイツ系ユダヤ人の裕福な家庭に生まれ、差別に悩まされながらもドイツ人として戦争に参加するハインリヒ・シュルツ。子供の頃にみた蠟人形の見世物に心奪われ、蠟人形師として名を成す薬中毒のマティアス・マイ。そしてこの物語の中心人物とでもいうべき異形の歌姫ツェツィリエ。これら六人の登場人物たちがそれぞれ絡み合い、ひとつの壮大な歴史絵巻を作り上げるのだが、これが一筋縄ではいかないつくりになっている。まず、それぞれの章で語られる事実が微妙にリンクしているのだが、年代が前後するので系統だてて頭の中で整理しなければならない。内容にいたっても微妙なズレが生じ、いったいどれが真実なのかと困惑してしまう始末。しかし、それは作者が仕掛けたミステリなのだ。幻視者として名高い作者の描く世界は混沌と退廃と耽美にまみれ、読むものを幻惑し強烈に惹きつける。ラストにいたって本書の仕組みは解き明かされるが、そこに整合性はない。しかし、それが物語の魅力となって余韻を残す。やはり、この作家は素晴らしい。心底惚れてしまった。 |
蝋人形の館’99 |
このCDは聖飢魔Ⅱデビューシングル『蝋人形の館』をリメイクした物であるが、前作より比べ物にならない演奏の進歩、音質、そして全く変わっていない音楽性に感動する!デビューシングルと比べれば一目瞭然。 一曲目(二曲目)には当然蝋人形の館99だが、スピードは更にアップテンポに、だが決して軽くはなっていない、演奏力で曲の重さもキープしている。 そして二曲目に入っている『蝋人形の館ANNEX』これは遊び心満載にアレンジしている。笑える曲となっている、ここにも聖飢魔Ⅱの音楽性の広さが見え隠れする。 |