Live Damage (Ac3) [DVD] [Import] |
スウェーデン出身六人組メロディックデスメタル(少々語弊があるかもしれません)のLIVE DVD。 内容も文句無し・演奏も安定し選曲も悪くない…しかし、この観客の少なさは何なんだ!? バンドの演奏は素晴らしいのに最前列でも冷たい反応しかしない観客を観てると寂しくなってくる。 場所はポーランドだが、日本におけるこのバンドの過小評価をも表している様で悲しい...。 DVDの内容は素晴らしいのでファンは必ず買うべきでしょう! |
The Gallery |
Dark Tranquillityの傑作、The Galleryに5曲のカバーをボーナストラックして収録したバージョン。 現在の構成と違ってまだKeyが居ないのでその分ツインギターが暴れていて暴虐的だ。Damage Doneの評判を聞いてそこから入った人は少々戸惑うかもしれない。 しかしこのバンドの特長である慟哭、耽美、哀愁といったともかくそこら辺のものがゴリゴリと詰め込まれている。 デスメタルらしくギュギュイとラウドなギターによって紡がれるメランコリックなメロディに乗って咽び泣く世界一美しいデスボイス。 これに啼かずしてメタラーを名乗れようか。 個人的にこれはヘッドバンキングをして聴くアルバムでなく、悶絶のあまりゴロゴロと転がりまわりながら聴くようなアルバムである。 |
Projector |
1stの"SKYDANCER"で鮮烈なデビューを果たし、早くも2nd"THE GALLERY"でメロディックデスメタルの頂点に立った彼ら。3rdでもその道を突き進み、そして期待の4thがこれでした。
雑誌では高評価を得ていましたが、ファンの多くは失望して離れていってしまいました。このアルバムには確かに、今までにない彼らなりの耽美的な世界が展開されています。そして、そのためにスピードや攻撃性が犠牲になっている、というのは否定できません。また、ノーマルヴォイスの多用も取り沙汰されました。昔からのファンが去っていくのも、無理のないことです。 しかし個人的には、実はこのアルバムが彼らの最高傑作である、と密かに思っています。なぜならこの"PROJECTOR"では、スローで耽美的なパートとアグレッシブな破壊力のあるパートが、見事に融合されて調和をみていると思うからです。とくに3では一曲の中で、その世界が完成されています。そしてその世界を、彼らは今も追及し続けています。 と書くと、なんだか難しい音楽のようですが、わたしがただこの世界にはまってしまっている、というだけのことかも知れません。そしてそこから抜け出すことはなさそうだし、他のバンドで代用することもなさそうだ、という気がします。 |