天使の卵 通常版 [DVD] |
押井守がこれを監督したために、3年間もアニメ界から干されてしまったというオリジナルビデオアニメ。まあ干された理由は分かります。ものすごい絵の連続なんですが、話がなかなか見えてこない。ラスト近くになってようやくボンヤリと見えてくるんですけど、せっかく絵がスゴイのにストーリーがまるでダメ、みたいに受け止められるでしょうね、これじゃ。しかし、このストーリーだったからこそ、この絵が展開できたわけで、本作に関しては絵が最優先というか、絵のために話があるんでしょう。絵をそれほど重視したのは、絵が表現するムードを表現したかったからだと分かるんですけど、分かっても面白いかどうかといわれると疑問もあって、なかなか難しい作品です。でも傑作といわざるを得ないでしょう。 |
天使の卵 コレクターズ・エディション [DVD] |
将来絵描きになりたい青年が、自分の彼女の姉を愛してしまった
複雑な三角関係。自分の姉を好きだと知っても妹は、彼をサポート し続けている姿にぐっときた。ちなみに妹は沢尻エリカ。 やがて、青年の父も愛した姉も亡くなってしまう。 愛と死。主人公の思春期の感情が揺れ動く様がすごく描かれた作品。 |
ドラマスペシャル 天使の梯子 [DVD] |
天使の卵、梯子と共に原作大好きなのですっごい楽しみでした。
映画は余り見ない方なので、ドラマは見よっと思ってました。 (結局映画レンタルしてしまいましたが笑) 映画は映画で割とキャスティング良かったと思ったのですが、 このドラマのキャスティングはイイ!! 要潤の歩太ははまってますね〜。市原よりずっと好き。イメージが 原作の歩太に近いし、演技も悪くないし! ミムラも良かった。「ビギナー」の時の印象よりずっと綺麗に見えたなぁ。 何と言っても渡部豪太が凄いイイっスね!!原作でのイメージとか描写に 関係なく、ピッタリ!!だと思った。演技とか・・・声がイマイチもったいないケド。 でもそれが気にならない程良かったなぁ。 小説原作で話がしっかりしてる分、キャスティングでこけたらドラマって面白く なくなるんだよね。 でもコレは良かったなぁ。・・・映画に比べて地味な感じかも知れないけど ずっとコッチの方が私は好きかな。 |
W/F ダブル・ファンタジー |
『週間文春』掲載時からの読者でした。
(中盤〜後半にかけてです) 誰もが、評価を下す事を躊躇った作品だと思います。 それまで積み上げてきた『村山由佳』という色のその上に、 更に色を重ねて塗りたくったような、『どぎつさ』が潜んでいる。 これは、決して読み手が 『ああ、作風を変えたのね』などと、 簡単に受け入れられるような、生易しい破壊ではない。 雑誌掲載時、読んでいて辟易するような文章が多々ありました。 もっぱらそれは、主人公の夫やその周辺に対する記述でした。 そして、主人公が取る行動に対する、いい訳じみた記述でした。 書籍化されるにあたって、単行本を買うかどうか迷いました。 しかし、この単行本では、それらが綺麗に削り取られています。 私は、主人公の行動に共感は出来ません。 それでも、買ってよかったと思えました。 それは『文章を書く』という一点において、 筆者は、決して妥協しなかったと思うからです。 そうでなければ、ここまで推敲する事は出来ない。 『自分自身と戦った』 そして 『決して負けなかった』 この結果が、この『ダブル・ファンタジー』という作品だと思います。 それがどれだけ大変な事か、ほんの少しだけ分るので。 その点に対して、私は拍手を送りたいです。 という事で、☆5個です。 |
本日のスープ |
「ま!丸い!」表紙の写真に思わず吸い寄せられました。
猫ぉ???猫というより人間っぽい顔に見えるのはなぜでしょうか。 この種の本は購入して満足してしまい 本棚に収まってしまうのですが、 この本は手に届きやすい、つい視界に入ってしまうところに置いておきたい感じです。 カレンダー化してくれると嬉しいかも。 仕事の合間にパラパラめくって癒されてます。 目尻が下がるというよりは、頬がフと緩む癒し系です。 かわいいだけじゃないこの魅力。たまりませんね。 写真絵本として成立してるので、猫派以外にもOKだと思います。 |
おいしいコーヒーのいれ方 Second Season II(2) 明日の約束 (ジャンプ ジェイ ブックス) |
今回はどう揺さぶってくれるのかなと期待してたら前半に・・・を持ってきた。
中盤はショーリと丈のやりとり。 裕恵さんの義弟の秀人さん。 マスターと由里子さん。 かれんとショーリのやりとり。 穏やかな寸止め。 村山さん、初恋的な盛り上がりから変えようとしてるようです。 読者としてはもう10年読んでるから全然構いません。 裕恵さんと秀人さんはもちろんすんなり終わらせるつもりはないでしょう。 マスターと由里子さんは展開があるとすれば仕事関係での進展があるかトラブルが起きるか。 興味があるのは次にかれんが何をやろうとしてるかです。 鴨川に引っ越してきて多少落ち着いてきてかれんなりに考えて・・・東京に戻るとか。 ショーリの就職を考えると遠距離のままではやりにくいでしょう。 いずれにせよ物語はかれんの仕事を中心に動くだろうし鴨川の田舎にいるままでは進展がやりづらいのかなと。 サイドストーリーはあたたかいエンディングです。 |