妖怪人間ベム vol.1 [DVD] |
放送された当時を知る人には懐かしく 若い世代の人には新鮮に映ると思います。 放送禁止のセリフが上手に編集されカットされてるのはちょっと残念。 |
妖怪人間ベム大全 |
1980年代中ごろまで、夏休みの昼や夕方近くに再放送される番組の定番だった
「妖怪人間ベム」。 その無国籍感溢れる美術設定、当時否今もって斬新な妖怪人間たちの姿、 そしてジャズテイスト溢れるBGM、他のどんな作品とも違う独特の恐怖感、 妖怪人間の悲哀といった部分で本作は忘れがたく、魅力ある作品となっている。 しかし、長く触れてきた作品にも関わらず、 製作の「第一動画」にあまりにも謎が多く、 全貌を知ることが困難な作品であった。 本書は、大きく三部より構成されている。 まず、1968年の「妖怪人間ベム」。 その製作に携わったスタッフが保存してきた貴重な資料を元に、 「妖怪人間ベム」の製作過程や企画、絵コンテ、ストーリー紹介を行なったものである。 本作の制作についての諸事情が判る。 妖怪たちの声を演じた小林清志氏、森ひろ子氏、清水マリ氏の座談会も有り、うれしい。 ただ、惜しむらくは素晴らしい音楽を手掛けた宇野正寛氏のインタビューや記事が無いこと。 (福岡女子短期大学で非常勤講師をされている方は同性同名なのでしょうか?) また、諸事情で初放映時の原版通りに放映・商品化が近年なされない理由にも 迫って欲しかった。 残り二部は、お蔵入りになった1982年版と、ついに復活となった2006年版からなる。 本書は1968年版を愛する者にとり、今後もかけがえない資料になると思う。 |
妖怪人間ベム 1 (1) (ヤングジャンプコミックス) |
たまたま駅の売店で第一話を読んでから、単行本発売を心待ちにしておりました。惜しくも発売日をを見落としてレビューが遅れましたが未見の方も買って損の無い一冊です。
さて、テレビ放映された「妖怪人間ベム」は子供のような姿の「ベロ」の視点で話が進む物語で、ベムは精神的にも達観した、物事を解決する力のある大人の存在としての印象が強いのですが、このマンガ版はタイトル通り「ベム」が主役だったり苦悩したりする、少し若い印象の「青年ベム」のように描かれています。あわせてベラとベロも見た目の年齢が下がっていて、ベロは幼児っぽく、ベラに至っては少女っぽい姿で描かれています。(個人的好みが入りますがベラは、ちょっと若すぎておじさんには気恥ずかしい。でもこれから読む人には良いかもしれません。本家ベラは恐くて濃くて気丈と、スキが無いので) このマンガ版の舞台は無国籍ですが、戦中戦後のヨーロッパっぽい暗い世界を三匹がさ迷います。基本は一話完結ですが、通しで第一話に出てくる悪役の軍関係者が係わってくるようです。(名前だけとか同じ部隊だったとか極秘資料とかいった、扱いです) 第一巻を読んだ範囲では巨悪と戦うような一貫した方向性はありません。 妖怪人間の願いは、何処まで行っても「人間になりたい」だけですから。 |
妖怪人間ベム―『ぼくら』連載漫画版 (KCデラックス (1591)) |
「妖怪人間ベム」は,最高の作品です。絶対におすすめします。 |