下妻物語 スタンダード・エディション [DVD] |
深田恭子ちゃんも土屋アンナちゃんもまさにあたり役って思います。
そのせいか、観ていてもテンポがよくて気持ちいい。 脇役で出ている人たちも、篠原涼子さん、樹木希林さん、宮迫博之さん、阿部サダヲさん、小池栄子ちゃん・・・と実はかなり贅沢。 これもまた、楽しむ要素のひとつだと思います。 |
下妻物語 スペシャル・エディション 〈2枚組〉 [DVD] |
もともとフカキョンのファンなので見たのですが、それだけじゃなかったです。抜けるような映像が素敵で、途中でテンポもよく、途中で挿入されるアニメもいい演出になっています。あと、土屋アンナがとってもいい!深田恭子以上にキュートで、魅力いっぱいです。でも、好き嫌いはかなりでそうですね。 |
世界の終わりという名の雑貨店 [DVD] |
多数のCMでも活躍しているファッションモデル・女優の高橋マリ子の初主演作。
モデルでもある高橋マリ子さんを中心に据えた美しい映像とその風景音 (雑踏の音、雨の音、電車の音、など)で構成されているすごく静かな作品。 セリフもBGMも少なめ。 ストーリーは「世界の終わり」という名の雑貨店を中心にした少女 (高橋マリ子)とライター(西島秀俊)のラブストーリー。何となく世の中 から浮いた感じのライターと、学校や自宅にも居場所のない少女が雑貨店で 出会い、お互いの共通点を感じていく。 ストーリーより、映像に関心がある人向けの作品だと思いましたが、 高橋マリ子さんのファッションは一見の価値ありです。 |
それいぬ―正しい乙女になるために (文春文庫PLUS) |
作家を語るのには的はずれな言葉かもしれないが、この人は頭がよすぎる。本書は「乙女が乙女たるゆえん」を説明したエッセイだが、この人は乙女のファクターをひとつひとつ紐解いていき、通常なら説明困難なそれらのことを詳細に砕いて論ずるのである。“乙女とその思考の関係性”とでも言うような形而上学的なこと(乙女の道徳の在り方…「美しき道徳」より/なぜ乙女は努力より根性を選ばねばならないのか…「努力と根性」より/絶対差別の称讃性…「皇室礼讃」より/乙女がホモセクシャルに憧れる理由…「乙女と性欲」より/乙女にとっての死とは…「博物館とお葬式」より、等)も、彼にかかれば明快なものである。無粋なこと、そうでないことを理解し嗅ぎ分けられるようになるには、本書を読めばよい。
ちなみに、それら形而上学的な論の中で、非常に納得し、感嘆させられたのは「エ○メスは悪趣味。蹄鉄柄なんて、パンクスでもあるまいし」といった項(「元旦の君は髑髏の大振袖」)や、「元々制服とは生徒を格好悪く見せようと作られたものなのだから、学生時代はダサい格好を極めるべし」といった項(「春の初めの乙女のコートは」)など。すげぇ。「皇室は絶対的存在。開かれた皇室なんて必要ない」と言い切ったのには、いやー、参った参った。 |
下妻物語―ヤンキーちゃんとロリータちゃん (小学館文庫) |
作者の本を読むのは初めてだけど、もっと耽美な作風を予想していたのにいい意味で裏切られた。茨城のど田舎でBABY, THE STARS SHINE BRIGHT(実在のブランドだけど、Everything But The Girlの曲名が由来だとは知らなかった)をこよなく愛しロリータを貫く主人公の周囲からの浮きっぷりが面白おかしく描かれている。自分自身を笑い飛ばせるってのは貴重な才能だね。ヤンキーのイチゴとの友情?!もクサくなくていい。続編もあるようなので是非読まねば。 |