428 -封鎖された渋谷で- オフィシャルガイドブック |
428のスタイリッシュな世界観をそのまま本に移植した感じです。ゲーム並に改めて「写真」のパワーを感じることが出来ます。 またインタビュー、制作秘話は勿論、空きスペースを利用して雑誌・新聞広告風の428関連パロディが随所に散りばめられております。なかなか細かい作りです。 ただ攻略目当ての方にはおすすめできません。あくまでヒントしか載ってませんので。 2,205円と値段は割高ですが、本当に428が好きな方にはオススメできる一冊かと思います。 |
殺戮にいたる病 (講談社文庫) |
時間軸が意図的に混乱するようにばらばらになっていて、時間軸か?時間軸で騙すのか?なんて思っていたらひどい目にあった。やられた。完全に騙された。
読後、混乱している頭の中で辻褄を合わせていくと、あまりにも合いすぎていて楽しくなってくるほど。うまい。 内容は色々とあれだけど、最後なんてほんとあれだけど、僕は別に平気でした。でもやっぱり人それぞれかな。 なるほど、こういう手もありなのか!畜生!世界は広い・・・。 なんて訳の分からないことを思っている今の僕。 |
気分は名探偵―犯人当てアンソロジー (徳間文庫) |
◆「ヒュドラ第十の首」(法月綸太郎)
妹を死に追いやった、妹の不倫相手を捜していた蟹江陸朗が殺害された。 蟹江は当初、不倫相手について「ヒラド・ノブユキ」という名前しか知らなかったが、 独自に調査をしていくことで、三人にまで絞り込み、それぞれと接触したらしい。 三人のうちの誰かが、蟹江を殺害したのか? 蟹江の部屋を物色した犯人が使用したとおぼしき ゴム手袋とラテックスパウダーが付着した軍手三枚。 そうした物証から、いかにも著者らしいパズル的論理が展開されていきます。 その一方、事件の構図が、ヘラクレスのヒュドラ退治のエピソードに重ねられている ことが冒頭から暗示されているので、その見立てを解釈することで犯人を推定する という、ちょっと邪道な犯人当ても可能です(w |