涙レゲエ |
あらためて、レゲエが人の心を打つ音楽だというのを実感させられる1枚
本場ではRebel Music、ラスタ、不良の音楽としての側面もあるレゲエ、 大麻や、反同性愛といった歴史から来る独自のテーマも多い ボブはそれを世界平和へと昇華した 一方でレゲエはブルースとしてジャマイカ人を支えてきた 家族、兄弟、友達、愛しい人、 愛と死という身近なテーマを歌った曲が非常に多い そこにこそ日本人の心に響く接点があるのでは? ジャパレゲと言われる人たちの中には 流行のリディムでパトワで歌えばレゲエだという輩も多い それはそれで全然かっこいいのだが、、、 サウンドの皆さんには、ダンスの佳境でこの手の曲を是非!一曲かけて欲しい このCDはレゲエの本質の一部に焦点をあてた 歌ものジャパレゲのベスト盤 結構、ちゃんと歌ってる人たちがいるのを気づかされます おばあちゃんが出てくるのが日本人ぽいっす 九州男の「dear grandma」は名曲!是非聴くべし 三木道三は言うまでもなく永遠の愛を説き、 MEGARYUは星に願いをかけ、PANGは大丈夫と言ってくれる。 Metisは平和、家族への想いを説き Jr.Deeも歌詞全部聞いて欲しい! ずっと啓蒙し続けてるランキン父ちゃんや NANJAMAN兄貴のジャパレゲクラシック「つれ」 きりがないのでこの辺で止めるが、元気のある若手も収録。 買って損無しの入門編 弱点は濃すぎることかな? この手の曲は一曲づつ噛み締めてききたいっす |
手をつなごう |
視聴しただけで、Metisのコンセプトが詰まったアルバムです!!
絶対おすすめです! |
狐の呉れた赤ん坊 [DVD] |
ひょんな展開で育て始めた子供ですが、徐々に、一所懸命になっていく父親の姿と取り巻く人々の人情に、涙が出ました。 阪東妻三郎の映画は、あまりしっかり見たことが無かったのですが、これはいいですね。
個人的には泣ける日本映画と言うと、「砂の器」「泥の河」ってところですね。 「泥の河」の田村高廣(親子なので当然ですが、ほんとに似てます。)は好きですが、この映画には、そういう暗さはありません。 喜劇です。 いつ狐になるかとみんなで見守ってるところとか、夜泣きに疲れ赤ん坊を仲間に渡して自分は倒れるよう布団をかぶって寝てしまう所なんか、いいですね。 明るい大井川の風景や祭りの映像にも、人々の生きる姿を励ますような優しさを私は感じました。1945年だからこそかもしれません。 |
BL新日本史 |
BL視点からの古文(日本の歴史)を読むと言った方が良いかもしれませんね。日本の歴史を読むに離せないものはBOYS LOVEということが納得できる一冊です。
日本史ではBOYS LOVEというものが普通であり、また政治にも一般民衆にも、武士にもBOYSLOVEは古来から明治まで浸透していたことが、この一冊で分かります。そして、何時何処で、BOYSLOVEというものが「低俗」になったか?ということも書かれています(大正デモクラシーにより、キリスト教の思想が入ってきて、『GAY=低俗』となったということが書かれていますが)。また、日本史で自分が疑問に思ったことや、日本史の辻褄が合わないなどの思った時には、この一冊は効果を発揮すると思います。 本書の中身ですが、漫画がもう少し多彩に有ってほしかったです。そういうことで、☆を一つ減らしました。改善点としては、それぞれ、一ページにの文章があると同時に、漫画も一ページという具合で(左右対称のような感じで)。しかし、数ページの漫画しかありませんが、非常にユーモアで笑わしてくれる部分があるので、一度、YAOIの人や日本の歴史をもっと詳しく知りたい方にはお勧めの本です。YAOIは好きだが、日本史嫌いだった女性にも必見の一冊かもしれませんね(^^)。日本史の謎が見えてくると思います。 ※少々、発言禁止用語が幾つか見られますが、ボーダーラインを超えるかどうかの瀬戸際発言が見られます。そういうのも含めて、どうぞ読んで見てください。 |
幻のB級!大都映画がゆく (集英社新書 478F) (集英社新書) |
映画は芸術でなくてはならない、とは私は全く思わない。むしろ徹底的に娯楽に徹したB級映画の方に、当時の大衆の要求と時代を感じることができて今日的にも価値があると思う。されば今日フィルムが殆んど残っていない極東キネマやこの大都映画のようなB級専門の映画を研究することこそ今日戦前・戦中の風俗を理解する上意義がある、と思うのだが、残念なことに大都映画、という会社の概要を述べるに大半が止まっていて肝心な作品に関する解説が殆んどなされていないのが些か羊頭狗肉である。フィルムが残っていないから止むを得ん、なら残存するフィルムを探し出してでも研究しなければ「大都映画」について語ったことにはならない、と思うが。
前半やたらと創業者の河合徳三郎についての記述が続くが、河合が「ソノ筋」の人物と関係が深かった、ことを延々と語られても映画とは別に関係のない事態であり、そんなことから言えば大川博にしても永田雅一にしても一筋縄ではいかない御仁であったことは周知の事実であり、映画関係者の裏話をされても興味が湧く訳ではない。肝心の作品や制作の裏話を、という部分は作品が現存していない点でお茶を濁している、感は否めない。その癖会社に叔父が四人在籍していた、ということや自身脚本した「大都映画撮影所物語」の舞台の話をくだくだとしてみたり、要は身内の自慢話をしたかっただけなのではないか、と勘繰りたくなる脱線ぶりも鼻につく映画と関係ない話も満載である。ただスチール写真や役者・監督名鑑は資料として価値があるが。私としては初代美空ひばりの話をもっと書いて欲しかった、と思うが。 |