黒いドレスの女 [DVD] |
昔、友達とビデオ借りて見た時に印象に残ったのがソアラのエンジン音とEDの去り行く彼女の呪文のごとき科白だった。年食って改めて見ると良く考えられた作りだったのだと関心しきり(いろんな意味でね)。時代が買える。良かったり悪かったり。 |
逃れの街 [DVD] |
主人公が家電配達員という、俺たちブルーカラーの等身大の姿が、目を背けたくなるほどリアルに描かれている。警察の描き方もリアル。どんどん悲惨に堕ちていく芝居を水谷豊が好演。柳ジョージの主題歌もグッド! |
楊令伝 八 |
いままで読者がじっと息をひそめて我慢して溜めていたものが徐々に開放されていく巻だ。
(6巻は違った意味ではじけていたが) 本格的な戦が始まり、当然主要人物が次々と斃れていく。 情緒を排して、場面に因る描写に徹している点が素晴らしい。 |
文庫版 三国志完結セット 全13巻+読本 |
1巻を手に取り、ページを開いた。「草原が燃えていた。」冒頭の文章から、見たこともないのに私の頭の中には鮮明な映像が描かれていました。最初は狭い範囲の映像が読み進むうちに広大な大地の映像に切り替わっていく・・・。今までにない経験でした。三国志に関しては、何の事前知識もないまま「ただ長編の物語が読みたい」という動機で、読めるのかな?との不安も持ちつつ、いきなり13巻を購入しました。女性の私でも登場人物の人間描写には「義」という芯を強く感じたし、その価値観の相違によって生まれる「生き様、死に様」のもどかしさも十分に体験できました。涙したシーンは数知れず・・。すべて読み終えたのち、次はいつから読み始めようか?と思える大切な宝物になりました。 |
水滸伝 (19) 旌旗の章 (集英社文庫) |
つい先日全巻を読み終わりまして、レビューを見にきました。
「この終わり方は賛否両論だなー」・・・と思ってたんですが、 やっぱりそう感じる方は多いみたいですね。 ずーっと読んでいると10巻辺りから登場人物の子供のエピソードが 増えてきたので、少しだけ予想はできていたんですが。。。 別の方も書いていたように、私も女なので女性の扱いには複雑な 感情を持ちましたが、(一応)史実がベースにある物語なので、 これは「その当時」がそうであった以上仕方のないことのように思います。 そういう意味では、扈三娘と王英のあの一件が、 女性的には「胸のすくようなエピソード」だったのかも(笑)。 個人的には馬桂のほうが思い入れがありますけどね。 読み終わった瞬間はそうは思えませんでしたけど、 「水滸伝」は、19巻すべてがある意味「楊令伝」への壮大なプロローグで、 完結してなおワクワクさせてくれるんだから、まあいっか。というのが 今の正直な気持ちです。 少なくとも、これまで時代小説やハードボイルド小説に 一切目を向けなかった私がこんなに夢中になったという時点で ただただ素直に「すごい!」と思います。 むしろ私のように、これまで(特に中国の)時代小説に まったく興味がなかった人にぜひ読んで欲しい作品です! |
北方謙三 三国志 |
【原作を忠実に再現したビジュアルノベル】 PS2だからこそ実現できた40時間を超える壮大なドラマをフルヴォイスで再現。北方謙三氏による新解釈「三国志」の世界にどっぷりと浸れます。 【三国志の全てがわかる!ファンも納得の豊富なデータベース機能】 ドラマをすすめていて、登場人物や地名がわからなくなっても大丈夫。データベースとハイパーリンクされているのでドラマ中でも登場人物、地名、戦略などをすぐに調べることができます。 【キャラクターデザインは寺田克也氏】 キャラクターデザインに人気のイラストレーター寺田克也氏を起用。北方謙三氏の骨太な世界観をより臨場感たっぷりに楽しめます。 |