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明日への遺言 特別版 [DVD]
戦後、軍事裁判にかけられながら、命をかけて自分の信念を貫き通した岡田資中将という人の実話です。

戦争ものと敬遠せずに見ていただきたい大人の映画です。

戦後の敗戦国にとってきわめて不利な軍事裁判において、自分の命を顧みず、終始一貫した信念を静かに且つ揺ぎ無い強さを持って貫き通して主張し、自らの命と引き換えに19人の同時に裁判にかけられた部下の命を守り、アメリカの検事や判事からも尊敬され助命嘆願が出される程の人物だったそうです。
裁判に関わる人すべてを尊重し、感謝しつつも、その確固たる信念を静かに主張し続けるその姿勢は「こんなに立派な日本人がいたのか」と感動させられます。

戦争ものですが、偏った主張無く淡々と描かれるシナリオにも好感を持ちます。

岡田中将の行為や判断自体の是非は立場によって違うと思いますが、裁く側や米兵のMPからも尊敬されるような信念には静かな感動を覚え、その潔さに涙が止まりませんでした。

男ならこんな誇りを持った生き方をしてみたい、最期はこんなにかっこいい死に方をしてみたい。そう思わせる映画でした。

男泣きしたい方にお勧めです。

 

事件 [DVD]
 監督は野村芳太郎。原作は大岡昇平、脚本は新藤兼人。役者もすべて超一流。これほど豪華な俳優達が一堂に会するとは。
 ある時代のよくある話が事件となり、裁判となる。
 裁判官は佐分利、検事は芦田、弁護士は丹波。青年は永島、姉は松岡、妹は大竹。姉のひもは渡瀬恒彦。母は音羽。証人には西村、北林、森繁。
 すごいでしょう。
  
 話は、あまりにも哀しすぎる。純粋すぎる。
 みんな、法廷で真実を語らない。それぞれが秘密を持っている。
 法廷とは何か。
 かけひきの場。最後まで。

 最後のシーンは実に見事。渡瀬と大竹のかけあい。
 女は強い。
 さわやかな大竹しのぶの姿。
 マイリマシタ。

 

事件 [DVD]
なんと30年近くも前の作品ですが、今見てもびっくりする程濃い映画です。
アメリカの陪審制の映画ほどドラマチックではないものの裁判官役の佐分利信、検事役の芦田伸介、そして弁護士役の丹波哲郎(迫力ありますねー)がいい味出してます。このかけあいは見事です。

その上に、どろどろした人間関係が、オーバーラップしています。いわゆる社会派映画と人間映画の2層構造です。
一見やくざな松坂慶子や渡瀬恒彦の方が、うぶそうな永瀬敏行や大竹しのぶよりも純情なところが、人間性を見せています。

自信をもってお勧めできる日本映画の一つです。

 

野火 (新潮文庫)
大岡さん自身、青山学院時代に
キリスト教に傾倒していた頃があり、それがよく作品に表れています。
神について、外国と同じように論じることが目標だったと
インタビューで述べていましたが、随所にキリスト教を彷彿とさせます!
大岡さんも、実際にフィリピンに行っているので、
祖母の兄も、このような中で死んでいったのかなと悲しくなりました。
体験を背負って記述されているので
物語でも真実がこもっているように思います。
生死をかけた中で、昔の女性を思い出したり、
子供時代に通った教会と聖書の言葉を思い出し、
神の呼びかけを聞こうとしても、神は沈黙したまま、
何か道しるべを見出そうとする様子は、絶品でした。
まさに、戦中の日本人によるヨブ記という感じです。
実際、この本の冒頭で、聖書の引用が使われている点にも注目です。

 

レイテ戦記 (上巻) (中公文庫)
学生のときに暇にまかせて読み通してから十数年。毎年一度は通読している。日本帝国陸軍の無責任体系といわれる組織構造、作戦立案に見られる日本人の思考方法、非合理な玉砕精神を可とし、合理的な慎重論を怯懦と罵る。下っ端の会社人間としては、「日本人の組織というのはどうして今も昔もこうなのだろう」と軍隊と会社との酷似に暗然とする。「レイテ島の土はその声を聞こうとする者には聞こえる声で、語り続けているのである。」(エピローグ)我々は謙虚に耳を傾けて来ただろうか?あの戦争から何かを学ぶことができたのだろうか?この本は常に我々に問いかけるのだ。

 

俘虜記 (新潮文庫)
米軍に捕まり俘虜(捕虜)となり収容所に送られるところから始まり、残りの大部分は収容所での生活について書かれていて、最後に日本に帰還するところで終わる。
戦争小説というよりは、収容所の生活の記録という感じで、特に周りの人の戦歴・性格などを細かく書いている部分が多かった。

読んでみて、筆者は人のことを見抜く洞察力と記憶力が抜群に良いなぁ、と感心した。
もともと三冊だった本を一冊にまとめたものらしく、たまに被っている描写があり、何よりページ数が多くやや冗長とも感じたが、最後まで読みきると、あたかも自分もそこで生活していたかのような気分にもなった。
当時の空気を感じることができて、そういう意味では、とても面白い本だと思う。

 

大岡昇平 動画

captainyamaの僕達のレイテleyte 戦記(空撮編)




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