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ブラックホーク・ダウン ― オリジナル・サウンドトラック
 ハンスジマーといえば格好いい、ドラマティックでアクションヒーローといったイメージと直結する映画で、そういった映画を盛り上げるのが得意な作曲家だが、この映画の徹底したリアリズムの追及という性質上、曲もやたらドラマティックにするわけにはいかず、彼としては珍しく、主役としてのサントラと言うよりは、後から支える曲を書き上げている。そうはいっても存在感は抜群で劇中のシーンを思い返させてくれる。2曲目のBarraBarraと14曲目のMinstrelBoyの歌詞がないのと、冒頭のフートを回収しに行くときと、情報屋が車を走らせる時に鳴ってる歌は収録されていない。あと後半の夜間のヘリ強襲の時の曲は収録されていない。スコアもいいが、グラディエーターでハンスジマーと組んだLisaGerrardの歌声(11曲目)や、バーバマール(5曲目)の歌声が心にしみる。

 

ブラックホーク・ダウン
みなさん非常に高評価ですが、ひとつだけ注意することが。

それは、このサントラは、
いつもの叙情的で壮大なハンス・ジマー作品と違い
かなり効果音的な音楽になっているということです。
映画の熱狂覚めやらぬうちに聞けば素晴らしいのですが、
これだけを聞いても今ひとつ乗れないという人もいるかもしれません。

 

ブラックホーク ダウン【字幕版】 [VHS]
戦争については、さまざまに語られ、本が書かれ、映像が作られている。
ただ、ほとんどは戦争に対する製作者の政治的スタンスがそこに差し挟まれており、説教臭さや胡散臭さが漂うものさえある。

しかし、この映画は、そういった説教臭さや胡散臭さとは、無縁に近い。

ひたすらに戦闘が繰り返され、観ている方も息詰る。

作り物だということを意識していても、引き込まれる。
ひたすらに殺意をあらわに押し寄せてくる敵…。
状況の把握も困難なくらいにめまぐるしく変わる場面…。

一兵士の視点から見たら、戦闘とは、戦争とは、こんなものだよなあ…。
思わず、そう思ってしまう。


 

ブラックホーク ダウン【日本語吹替版】 [VHS]
テレビで放映されていない悲惨な怪我をした隊員も多数写っていて、無意味な戦争のバカらしさ、悲しさ、隊員の哀れさが素直に表現されていて、本当の戦争とはサバゲなどのゲームと違い、ただの殺し合いだと良く解りました。
人殺しの兵器など本当にバカらしい。

 

ブラックホーク・ダウン スペシャル・エクステンデッド・カット(完全版) [DVD]
冒頭から40分くらいは眠い話でなんだこれはなんだが。
戦闘シーンに入るとえらい話がしまってストレートな展開に。
兵士全員を連れ帰る(たとえ死んでも)という指揮官の信念により、
町の中心に墜落したヘリの兵士を救出にいくのだが、
町中の数千人の銃をもった民兵に囲まれ次々と命を落としていく。
救出に行った部隊がつぎつぎ殲滅させらていく負の連鎖。
プラトーン、キリングフィールド級の戦争映画だと思う。

 

ブラックホーク・ダウン コレクターズ・ボックス [DVD]
これがアメリカ万歳映画? これが好戦映画?
在り得ない。そもそも、米軍特殊部隊の歴史的大失態を克明に描いているこの作品が好戦的であるはずがない。米軍は失敗し、撤退したのだ。ただ、だからといって反戦映画でもない。ここがミソ。これは好戦でも反戦でもない戦争映画。リドリー・スコット監督の「これは、観客に問いかける作品であって、答えを提供する作品ではない」という言葉の意味は、それだ。
そして本作での米軍は、国連平和維持軍(PKO)としての米軍でもある。内戦の制圧のために軍隊を送る。この明らかな矛盾を映画にして、アメリカ万歳が言えるわけがない。そして、言っていない。これをアメリカ万歳映画と受け止めた場合、この映画を批判するのは容易である。だがその評価は誤りだ。
米軍側のみしか描かれていない、といった批判があるが、ストーリー上のキャラクターとして米軍に絞って描かれているだけである。相手は大多数の民兵なのだから。そしてその民兵たちは“悪”としては描かれていなく、“こちら側を敵とする者”でしかない。
「米軍の死者19名、ソマリア人の死者1000名以上」。これをラストに提示されたら米軍を英雄視することはできない、という批判。その通りだ。この映画では米軍を英雄視してはいないのだから。主人公の台詞にもある通り、結果としてそうなるのだ。この19:1000という数字が意味するのは、“悲劇”だ。ソマリア民兵たちは次から次へと米兵を殺しにかかる。だが米兵は近代武装、防弾チョッキだ。それに、そもそも人数が違う。圧倒的な数の戦う市民と少数の精鋭特殊部隊、その招かれざる衝突。その中で、やむを得ず自分と仲間のために戦うしかなかった米兵は、勇気と正義を見せ、英雄にも映る。だが、米兵は敵首領を捕らえようとし失敗、その後は自分と仲間を守ろうと戦い、結果としてこの数字が残ったまでだ。一方ソマリア民兵も自らの正義に従っただけ。その事実が提示されているのだ。
この作品には沢山の“正義”が描かれているが、“悪”はほとんど描かれていない。そしてその正義は、提示されているだけである。
兵士を英雄として描かず、戦争を悪として描かない。だから好戦映画でも反戦映画でもなく、問いかける作品なのだ。

この映画をアメリカ万歳映画だと考えた方々には、もう一度観てほしい。今度はじっくりと。そして、原作者とリドリー・スコットが提示した「戦争」「軍事介入」という問題を考え直してほしい。本作を“好戦的”とみた人こそ、問題への理解が浅いと思うからだ。

 

ブラックホーク・ダウン [DVD]
沼化する内戦を鎮圧するために、アメリカはソマリアに兵士を派遣した。
アメリカは敵対する政権の本拠地への攻撃をするため特殊部隊を投入。
しかし、逆襲に遭ってしまい、ヘリコプターが撃墜されてしまう・・・。
最前線で孤軍奮闘する兵士。やがて、兵士たちは、倒れていく……。

タイトルにある「ブラックホーク・ダウン」とはこの時に向かって追撃されたヘリコプターの名称です。
これは実際の出来事で、私が知っているのとしては、内戦を終結させるためにアメリカは兵士を派遣するが、失敗に終わってしまう。
この時に犠牲になった米兵の死者が、ソマリアの市民によって引きずり回されるシーンがテレビに流されたそうです。
これを機にアメリカは撤退、作戦は失敗したそうです。

現実に比べてかなり作っていたりする部分はあると思いますが、見ていてとても引きこまれます。
何も予備知識なしでも十分見れますが、多少勉強してから見るとより理解が進み、
細かい部分やセリフなど部分ごとに関心が持てて非常に興味深いです。

じっくり時間を見れる時に見るとよいです。

 

ブラックホーク・ダウン〈上〉―アメリカ最強特殊部隊の戦闘記録 (ハヤカワ文庫NF)
私は映画から原作に入った口である。
原作で感じたことは、映画ではトム・サイズモアが演じた隊長がものすごく美化されていたんだなあ、とか、ジョシュ・ハートネットの役もエリック・バーナのデルタ兵士の役も、実在しない名前だったのだなあ、とか。ロン・エルダードの演じた第2墜落機の操縦士マイケルは、実際はどっか遠いところへ連れていかれて、映画の名場面である「マイケル、決して君を見捨てないぞ!」とヘリから一晩中呼びかけた仲間の声は、全然聞こえていなかった、というのもちょっとがっかりした。なにしろこの場面は私の泣きのポイントであり、これこそが映画のテーマであったから。
圧縮パンツ、というのも映画には出てこなかったので、ぜひとも実物を見てみたいものだ。しかし、妙かもしれないが、私は原作を読んでさらに、映画「ブラックホークダウン」の脚本と監督の力量に頭を垂れたのだった。
これだけの人物を映画でさばくのに、あるときは統合して一人格にしてみたり、多くの兵士の象徴となるような存在しない登場人物を作り出したり、大腿部を狙撃されて出血多量で死ぬ兵士の狙撃場面など、3人目で気付かれちゃった、という名場面を作り出したり、原作にない部分に、その手腕が冴え渡っている。
モガディシュでの作戦というのは、すべてが悪いほうに転がって行った。
原作によって、そこに至るまでの小さな作戦の成功により、司令部がナメていた、ということがよくわかる。
「ブラックホークダウン」を読むなり見るなりして「だからアメリカの軍事主義は」と批判すればいい、という風潮には「みんなが言うからとりあえずそう言うの?」と返したい。
私が自分の頭で考えついたことというのは、こうだ。これは失敗した軍事作戦であり、それ以上でもそれ以下でもない、ということ。
この作戦が、成功していたとしたらどうだろう。それでも、「だからアメリカはダメなんだ」とみんなが言うのだろうか。

 

ブラックホーク・ダウン〈下〉―アメリカ最強特殊部隊の戦闘記録 (ハヤカワ文庫NF)
約15人隊員が居るので誰が誰だかわからなくなってしまうかも知れません。でもそこを除けば面白いと思います。

 

ブラックホーク・ダウン―オリジナル・シナリオ対訳
この本を買うのは、ブラックホークダウン好きに限ります。
この場面で、セリフが聞き取れないとか、役者さんが、何を言っているのか知りたい人は、買いです。それ以外の人は、ただの文章の羅列にしか見えないでしょう。
英語の台本って見たことがないのですが、こんな風になっているのかな?その人が画面に映っている場合は(on)、映っていない時は(off)とセリフの途中に入っていますので、かなり英語は、読みずらいです。
日本語訳は、映画の字幕通りではありません。DVDを何度も見て、映画の字幕に慣れている人は、あれっ?こんなセリフじゃなかったよなぁ、というのがいくつもあります。日本語の意味は間違っていないんだけれど、映画に慣れてしまった人は、違和感があると思います。
ブラックホークダウンが好きで、DVDも持っているし、試しに、英語の勉強でもやってみるか?という人、向けの本ですね。

 

ブラックホーク・ダウン 動画


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ブラックホーク・ダウン 情報