みうらじゅんのオレtube
大槻ケンヂ オーケン・ベスト THE BEST OF KENJI OHTSUKI |
大槻ケンヂを、筋肉少女帯のヴォーカリストとしてしか 知らない人には、氏の他の活動をざっと知ることの出来る、 ちょっとしたベスト盤といえるでしょう。作家、エッセイスト としての大槻ケンヂから入った人にもお薦めできますが、 これで全部ではないので、気に入ったらいろいろ他のアルバムも 聴いてみて欲しいです。 |
スケキヨ |
もともと筋肉少女帯が大好きでずっと聴いてきてましたが、「君は千手観音」で人間椅子にも興味がわきました。
どちらもダークでドロドロでマニアックな感じがとても良いです。 このアルバムのお陰でまたひとつ素晴らしいバンドに出会えたことに感謝です! |
勝手に観光協会(勝手にご当地ソング集) |
要は、ご当地関係者でもないのにご当地ソングを作ってCDにしたもの。どこがどう面白いのかを表現するのは難しいが、「むりやり地誌」というところだろうか。演歌にもご当地ソングというジャンルはあるが、あれは「詩情」であり、「地誌」ではない。「地誌」とは「具体」だろう。「地誌(すなわち具体)」+「詩情」がミスマッチなのは当たり前だろうが、それをがんがんやっているところが面白いのである。それと、実際に行ったものにしかわからない微妙な「地誌」がふんだんに盛り込まれているところもツボだ。ありていの「観光案内」から彼らなりの「地誌」に一歩踏むこんでいるところが、このCDの真髄でありおかしさなのだ。 |
ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発 [DVD] |
上映館が少なかったため、劇場で味わえた私は幸福だったといえよう。
懐かしい日本の特撮映画の匂いが漂う、パロディなのかオマージュなのか、微妙なテイストの作品。 とにかく出演者が豪華。「ハヤタ」と「キャプテン・ウルトラ」なんて、もう大感激。 展開はなにやら前作「日本以外全部沈没」(これも傑作!)に似ているが、おおいに楽しめる。各国首脳は、そっくりさんもあれば誰だかわかんないのもありつつ、雰囲気はいい。 もともとの「宇宙大怪獣ギララ」がそもそも怪作で、せっかくのデザインワークが台無しのシュール(?)な脚本、テーマもなにもわからない作品で、とても残念に思っていた(子供だったからわからなかったと思っていたが大人になって見直したらもっとわからなくなった)。 ここで捲土重来、と期待したのが本作だ。 期待は裏切られた。いや、☆5つけて言うのも変だが、ギララをまっとうな怪獣映画にしてほしい、というのは別の機会を待とう。 この作品の価値は、ギララを狂言回しとして展開する「ドタバタ」、その底流にある風刺の闊達さにこそみるべきと思うのだ。 なんとも素人くさい、まるで8ミリ映画のようなチープさも計算のうち、絶妙な味わいで、昭和40年代の感覚を思い出させてくれる。 しっかり味わうにはそれなりのしつらえで鑑賞することをお勧めする。この「世界」に没頭すること。 加藤夏樹の美しさが際立っているのも印象に残る。「女優を丁寧に撮る」、怪獣映画の基本である。 |
コンティニューvol.43 |
正月休みに読む本を探していたら飛び込んできた雑誌。特集は「ゆうきまさみクロニクル」。
表紙のキャラクターを左から全部言えるのか?チャレンジ。ヤマトタケルのオウスノ尊、3号機ちゃん、野明、R、とさか先輩、つとむ、アッセンブル・インサートの子、バーディ(現役)、月に落ちた宇宙船?、キデル、ひびきさん、ヒコとゆうきセンセイ、パンゲアの子、ゆうき先生の作品をはじめて読んだのは「堕たる天使」の2回目だったろうか?長浜ロマンロボというシリーズの敵役たち(声/市川治氏・全員)が最強のヒーローロボを作り、あれにもこれにも勝ちまくるというストーリーだったが、そう確かウルワシアスG。最後にパテントでおもちゃで一儲けというところで「今日日、合体変形せな、あきまへんな。」というオチで中古屋に燦然とウルワシアスGが並ぶという話だったと思う。 あれから30余年。ゆうきまさみは相変わらず、うまい漫画家です。そしてちょっとびっくりしたのが角川の社長だという井上伸一郎氏の寄稿。アニメックの編集からスタートして角川の社長だという。それだけの年月が流れたのだということなのだ。 |
はたらきたい。 |
今年に入って、4月になって物凄く景気が心配ですよね。
多分、自分だけじゃなくて世の中には期間従業員だとか契約社員だとか、 雇われオーナー、名ばかり管理職の人たちとかたくさんいるはずです。 時間がなくて仕事に忙殺されているような人にこそ読んでほしい。 はたらくことは楽しいことだったよね? 楽しくはたらくために生きるようにすれば、世の中のかなりの問題は解決すると思う。 多くの大人に勇気をもって欲しい。 今こそ。自分も含めて。 そんなことのためのエッセンスが詰まった本だと思います。 |