アルケミストソロ~スフィンクスダンジョン4F
シューマン:謝肉祭 |
これまでクライスレリアーナはホロビッツだと30年も思ってきたのですが、間違っていたことがわかりました。シューマンはこんなにもロマンチックだったんです。はじめてシューマンが分かった気がします。ケンプの温かい音、愛情に溢れた細やかな表現、抑えた感情の中に立ち上る精神の気高さ、胸がいっぱいになります。ドイツ系の作曲家のロマンチシズムはやはりケンプだったんですね。ちなみに、ケンプの弾いているシューベルトの4つの即興曲もルプーとは全く違って、シューベルトの晩年の哀愁を感じさせ心に滲み入る演奏です。 |
THE SPHYNX |
直球勝負!という言葉は彼らのためにあるようなものだ。 真っ直ぐ過ぎてどこか古めかしく、とことん素直な音楽達。 聴いていて時々恥ずかしくなるほどだ。 その気恥ずかしさを心地よく感じるようになった時、 あなたはもう彼らの虜なのです。 |
ROAD |
カミセンとはまた違って、落ち着き・癒し・なカンジの曲です。 疲れた時、嫌なことがあった時、トニセンの声で癒されるはず。 |
よくわかる「世界の幻獣(モンスター)」事典―ドラゴン、ゴブリンからスフィンクス、天狗まで (廣済堂文庫) |
こういったモンスターは
ほとんどゲーム(RPG)の世界です。 なんで、RPG好きは良いかも知れません。 |
諸国物語 |
本書は19世紀から20世紀の世界文学の巨匠たちの知られざる傑作21編を1冊に収録。
日本を代表する双葉亭四迷(ツルゲーネフ「片恋」)、森鴎外(ストリンドベルヒ「一人舞台」)、米川正夫(ドストエフスキー「鰐」)、中村白葉(トルストイ「三の死」)、原卓也(チェーホフ「かけ」)らの豪華作家・翻訳者の名文で味わう贅沢な選集だ。 21編の著者の国は中国、ロシア、ヨーロッパ、アメリカ、アルゼンチンと多岐にわたっていて、巨匠たちの作品をとおして諸国を巡ることができる。 さらに内容紹介付き目次、イントロダクションの入った扉、著者紹介は、作品の書かれた時代背景を知ることができ、かつ読書の手がかりとなる。 しかも読みやすい大きな活字で行間をたっぷり取り、総ルビを振ってあるので、教科書では習わない言葉でも小学校低学年から音読することが可能だ。 これらの作品を個別に読もうとすれば、全集や選集に当たらねばならないだろう。その意味でも手間が省ける。21編のうち3編は、今回の企画のための新訳である。 本書は箱入りの豪華特装版であって、手にするとずっしりと重い。その分内容が濃厚に詰まっているからだ。大きさは岩波の「広辞苑」を小ぶりにした感じだ。 重厚な出来栄えゆえになのか、本書を机の上に置き、頁をめくっていると読書に没頭できる不思議な魅力にとりつかれる。そうして一端の読書家になった気分に浸れる。 高価なので図書館から借りるといい。ただし、重いので家まで持って帰るのは骨が折れるかも知れぬ。その苦労をいとわぬ人は、やはり借りることをおすすめする。それは大変と思われる方はお買い求めること。 それから、どなたかにプレゼントでもすれば確実に喜んでいただけることは請合う。多くを語るまい。手に取るだけで読書の世界へいざなってくれる。一読をおすすめしたい。 |