PlasticTree-内臓マイク
もう迷わない!好きになる心電図 (上巻) ケアネットDVD |
症例ごとに「放置できるのか」、「自分で治療するのか」、「専門医を呼ぶか」提示してくれるので、とても理解いしやすい。「患者さんの血行動態を把握するために心電図を読む」という基本姿勢を、改めて意識することができるでしょう。特に若い研修医や看護師の方にはオススメです。 |
もう迷わない!好きになる心電図 (下巻) ケアネットDVD |
思ったよりずっと楽しい内容でした。特に最後のチップス集は凄い!丸暗記ひとつで変行伝導が見分けられるとは!12誘導って多すぎませんか?という素な問いかけにも思わず笑ってしまいました。特に女医さんのツッコミとボケも。なぜか和室で勉強してるのが不思議。今後も何回も見て全て習得したいと思っています。 |
不整脈判読トレーニング |
心電図から得られる情報は大きくわけて2種類あると自分は考えています。
1.心臓の(電気生理学的な)拍動 →おかしくなると不整脈として心電図に現れる 2.心臓の虚血とか心膜の炎症 →存在すると、QRSの形が正常とは異なって心電図に現れる この本は、1.の部分に関して書いてあります。 まぁ、タイトルが『不整脈』判読トレーニングなのですから・・・当然といえば当然ですが。 裏を返せば虚血性心疾患とか、脚ブロックとかに関しては書いてないともいえます。 でも、1.に関しては優れていると思います。あくまで心電図上の不整脈が何と言う不整脈かがわかる、という点においてはですが。 「心房粗動だから、リエントリーが××を回っていて、だからカテーテルアブレーションでは○○を焼却する」といった循環器的な知識は載っていません。 従って、「心電図での不整脈が何なのか知りたい!」という人にお勧めします。 不整脈の種類・名前が分からなければ、治療法について文献を探すこともままならないわけですから、不整脈が読めるというのだけでも、それはそれで武器になると自分は思います。 ACLS(Advanced Cardiovascular Life Support)での不整脈の読み方とも共通した読み方をしているので、ACLS関係者にとっても、いい本ですね。 まとめると、「心電図の不整脈をひとまず読めるようになりたい」ならば、この本を読んでみてください。値段もわりとリーズナブルなのでお勧めできます。 (この本の前に「やさしい心電図」を読んでおくとさらに理解が進むと思います。) |