FUJI FILM ZOOMカルディア700 奥田瑛二
親分はイエス様 [DVD] |
冒頭の暴力団の抗争シーンを見ると、Vシネマにありがちなありきたりのストーリーを一瞬連想させられるが、主人公のイエス・キリストとの”出会い”のくだりから、涙あり笑いありの人間ドラマへと移っていく。日本人のキャストがコワモテ系で韓国人のキャストが善人達ばかりという点には、大人の事情を感じるが作品的には大正解と考える。特に主人公の勇次の妻の母親が、潜伏していた大阪から帰ってきた勇次と初対面となった時にかけた言葉が秀逸。私はこの言葉を聴いた瞬間涙が一気にフィーバー確変モードに突入した。ちなみにこの母親の台詞のシーンはクライマックスの韓国シーンでもあるが、こちらは別の意味で私はお気に入りである。宗教に興味がない人もこの映画はお勧めしたい。 |
怪談百物語 6 変化 [DVD] |
連作時代劇の一時間としてはかなり贅沢な特殊メイク&SFX!だが、それに頼らない新解釈の狼男物語を作り上げている。特典のメイキングも付いており、満足度高し。 |
プライド 運命の瞬間 [VHS] |
無関心ながら、見てみるとどっぷりはまりました。戦争という視点だけでなく、働く自分(自分の意とする考えとは違う方向で物事が動くとき)に置き換えるとかなり深い。自分をとるか、周りが求める自分をとるか…プライドという言葉の重さを感じます。 |
海に降る雪 [VHS] |
ご存知五木ひろしのご令室だけあって、むっちり感が堪りません。Bトップの露出こそありませんが、随所に濡れ場が、、、特にラブホでの純白のスリップ→ブラ&パンテイー→本場とアパートでの着衣のままバックで挿入されるシーンで思わず右手の動きが早くなります。少しポッチャリした感じが好きな方に特にオススメします。こんな女性と毎日○○できるひろしが羨ましい、、、ただしこれはAVでもVシネマでもありません。あくまであの和由布子がここまで、、、といったお宝映像ですのでご承知おきを(笑) |
身も心も [DVD] |
97年に発表されたシナリオライター荒井晴彦の監督処女作。その年の映芸やキネ旬のベストテンにも選出されている。一応原作はあるが、自身の体験が過分に表れた、失われた時代のある思いを引きずり続ける男女の“愛”の震動と疼きが感じられる傑作だ。
男とその恋人を奪った男、女とその恋人を奪った女。冒頭、その場に不在の親友に成り代わっての恋愛劇シュミレーションが始まり、まるで観念的な舞台劇の様相。どこまで自身でどこからが他者なのか、スリリングながら、実にまどろっこしいし、ややこしいのだけれど、ここまでしないと心情が吐露できないやるせなさと痛切さが身につまされる。 細かなカット割はせず、ローアングルに俯瞰ショット、ここぞと言う場面では長廻しが駆使され、抑制されているが印象的なショットが多い。 身も心も、に続くフレーズは、果てしない愛欲の渦流か、それとも、今も変わらぬ志しか。石川セリや高田渡が流れ、エンドロールには、まるであの時代の鎮魂歌の如く美しいギターの「インター」が響く。そして、奥田と永島の行きつけのBARにさりげなく貼られているゴダールの「ワン・プラス・ワン」と若松の「赤軍・PFLP/世界戦争宣言」のポスター。 R−18指定。柄本明と永島瑛子が素晴らしい。 荒井さん、もう映画は撮らないのですか? |
眠らない街 新宿鮫 [DVD] |
その当時この映画は余りヒットせず、評判は…でした。私は好きだったんだけど…真田さんもハマり役で奥田さん、室田さんも良かったです!夜の新宿が独特で田舎育ちの私には興奮そのものでした。続編期待してたのに残念です。 |
新・雪国 [DVD] |
「正午なり」の後藤幸一監督、久しぶりの作品で楽しみにしていたのだが、何か足りない。笛木優子に生活感がない。ただ可愛い女の子だけなのだ。笛木優子はヘアーヌードに挑戦する根性なかったのだろうか?現代においては時代遅れの題材、笛木優子の表現力の足りなさ、もっと身体で表現して欲しい。 |
男のダンディズム (男のVシリーズ) |
若い頃、奥田瑛二に憧れていた。
ああいうだらしない男が格好よく見えた。 本書は役者本としては、出色の出来ではないか。 奥田瑛二は役柄と本人の内面が通じ合う数少ない役者である。その背景を奥田が自らを語っているのだが、本書の肝は「だらしなく頼りない男」になるために彼は生きてきたという下りだ。 それは奥田にとって理想の生き方だという。 役者としても人間としても彼はマッチョやスタイリッシュな生き方を否定して、自然体をよしとしてきた。その自然体が「だらしなく頼りない男」というはちょっと・・・ではあるが(笑)。 「だらしなく頼りない男」の作法がきちんと生真面目に書かれており、巷の「俺本」とは明確に異なる。繊細なのだ。 ともかく女性にもてまくり、仕事にも没入した奥田瑛二の半生を読むことが出来る。 その語り口は奥田節というか、熱いのか醒めているかわからない、独特のリズム。役者としての矜持も感じられ、一読の価値有り。 かっこいい。 |
いのち輝かそう 〔いのちの万葉集1〕 |
今、こうしていることは、あたり前ではない。
忘れがちな大切なことを教えてくれます。 ある日、突然、病気に見舞われながらも、それを乗り越え、力強く生きている人の強さに感動します。 ぜひ読んでみてください。 そして、来年のこの「いのちかがやかそう」に応募しましょう! この本は、患者さんの真実の声が詰まっています。 医療者や学生の方にもおすすめです。 |