![]() 12人のヴァイオリニスト |
収められている曲は、なじみのあるものなので、良いと思います。しかし、「12人のバイオリニスト」の名前から想像していたのと違って、ピアノやハープやその他いろいろな楽器が伴奏しており、バイオリンは美味しいところ(要するにメロディー)をみんなで弾いているだけなのです。ベルリンフィルの「12人のチェリストたち」のように伴奏も主旋律もすべてチェロだけで…というように編曲し演奏できなかったのかなあと、残念です。なんとなくバイオリンの限界を見た感じでした。 |
![]() 団地ともお 13 (13) (ビッグコミックス) |
これがこの巻に一貫したテーマだと思いました どの登場人物もいつも以上に光っていました 子供達だけでのキャンプという話がありますが、途中で最初はワクワクしていたキャンプも仲間との関係が悪化してしまい喧嘩まで起きてしまう。子供達は口々に「もうやめたい」と弱音を吐きはじめます。 そんななかで、ともおは熱を出してしまうのですが熱にうなされながらも「最後までやり通したい」という強い意思を示します… 誰しもが体験した子供時代、こんな経験が皆さんにもあったのではないでしょうか? 『子供は子供なりに強い物を持っている』そう感じました 彼等のこれからがより一層楽しみになる巻だと思います! |
![]() 団地ともお 12 (12) (ビッグコミックス) |
既刊も含め、作者のセンスが光る話が多い「団地ともお」ですが、今回、私が感心したのは「17話 ラムネのビンは〜」です。
このお話、回想シーンがほとんどなんですけど、登場人物が実に生き生きと描かれています。そう、今は亡きゆりちゃんも含めて・・・(既刊参照)。 「ラムネのビンが巡り巡って戻ってきた」というシュールな話をさりげなく、味わい深い話に仕立てる構成力、やっぱり、この作者ただものではありません。 |