大人の映画音楽 100 |
このアルバムのタイトルの「大人」が何歳を指すのかわからないのですが、年代・ジャンルにとわず映画を好きな方にお奨めのCD。
私は「魅惑のワルツ」が聴きたくて購入したのですが、他にも有名どころの音楽が入っています。また、見たことの無い映画の音楽もそれ自体で聴く価値のあるものばかりなので買って損は無いと思います。音源もかなり綺麗です。このCDで知った映画も結構あるので、映画のほうを見てみようかなという気持ちも起こりました。 しかもこの値段で100曲入っているのはお徳だと思います。 ただ、個人的に「フラッシュゴードン」にはQUEENバージョンを入れてほしかったです。 私はQUEENファンですので。その点だけ差し引いて★4つ。 |
エアポート’75 |
映画は、『大地震』と同時期に公開され、70年代のパニック映画ブームを決定付けたことで有名な作品で、
こちらもチャールトン・ヘストンが主演で、ジョージ・ケネディ、リンダ・ブレア等の出演が印象的です。 このCDを聴くと、70年代当時を思い出します。 音楽のジョン・カカバスはあまり有名ではありませんが、メイン・タイトルの壮大ではあるが静かな感じが特長です。 全体的に、スペクタクル、アクションといった曲はなく、ムード音楽中心になっています。 『タワーリングインフェルノ』「愛のテーマ(We May Never Love Like This Again)」、『ポセイドンアドベンチャー』の「モーニング・アフター」と、 当時、殺伐とした内容のパニック映画には、挿入歌があったのですが、本作も、ヘレン・ レディ(修道女役で出演)が劇中で歌う 挿入歌「ベスト・フレンド」が当時EPとして発売されました。 当時のサントラLPにも収録されていなかったので、そのCD化にあたる本盤でも収録されていませんが、残念です。 |
エアポートBOX [DVD] |
アメリカでは「AIRPORT TERMINAL PACK」として発売されている。
4作すべて独立されたストーリーですので、続けて観る必要性はないが、古い順にみると航空技術の進化がこの10年でかなり進んでいるのがわかる。 私は2日間で全4作を観たが、70年代の超大作映画の中心的な役割をした「エアーポート」シリーズは日本ではジャンボ機の導入から増加した海外旅行ブームと平行して作られたこともあり、当時は搭乗するときのワクワクするような緊張感と不安感が交差してなんともいえない気持ちを持ったものでした。 とにかく、4作すべてに出演したジョージ・ケネディーを中心に観る事をお勧めします。私は個人的に「エアーポート75」が良かったと思います。 |
エアポート'75 [DVD] |
1971年の航空機事故の中でも全日空機と自衛隊機が起こした「全日空雫石衝突事故」はまさかと思うような航空機事故史の中でもかなり記憶に残っている大惨事でしたね。少なくとも、この「エアポート75」を製作するにあたり、この事故が多少でも参考になったことは言うまでもありません。
70年代の超大作ディサスター・ムービーといえば、どうしてもチャールトン・へストンを思い出してしまいます。同年製作の「大地震」もジョージ・ケネディーと共演ということで一世を風靡しました。ただ、その前に1972年リリース「スカイジャック」はあまり知られていない作品ですが、パイロット役のへストン主演で少しマイナーですが機会があれば一度ご覧ください。 「エアポート75」はへストンとケネディーの演技に見応えを感じますが、FA役で奮闘していたカレン・ブラックの演技が非常に光っていました。彼女は60年代初頭から現在まで息の長い個性派の名女優です。この映画では何も受賞されませんでしたが、その演技からすれば、アカデミー助演賞ぐらいの価値はあるのではないでしょうか? それと、これが銀幕での最後の演技となったアカデミー賞主演女優3度ノミネートされた実績があるグロリア・スワンソンも自身の役として出ていました。 |
エアポート'75 (ユニバーサル・セレクション2008年第12弾)【初回生産限定】 [DVD] |
「エアポート」Seriesの2作目であり(1作目の邦題は「大空港」)、「ポセイドン・アドベンチャー」から始まったと思われる
Disaster Panic Movie Boom(単語の羅列でお許しください)の中で製作された1本で、 今では考えられない74年当時の豪華Castingが売り物の超娯楽大作である。 今観ると、恐るべきご都合主義で貫かれており、特撮(CGじゃないですよ)もショボイんですが 手作り感が妙に郷愁を誘い、5年に1回は観たくなる、私にとって貴重な作品でもあります。 小型飛行機がJumbo機と接触事故を起こし、操縦席に風穴が開くなんて設定だけでも凄いじゃありませんか。 あの手この手の救出劇も。結構見応えがありますし、最後の奥の手はFlight Attendantに操縦桿を握らせるなんぞ ホンマニ何度観ても、手に汗握りまっせ。 それにしてもチャールトン・ヘストン。 その存在だけで、作品そのものに風格を与える俳優って、今のAmerica映画界に居ますかねぇ? 一応、主役ですけれど、事故ったJumboには乗ってませんし、猿と戦うわけでもなし、戦車競技に参加するわけでもありませんが 観終わった後は、やっぱりヘストンの映画だったなぁと思ってしまいます。 ジョン・カカヴァスのScoreも当時のこの手のScaleの大きな作品に非常にMatchしており、 同じジョンでも、ジョン・ウィリアムズやジェリー・ゴールドスミスと遜色なかんべぇです。 最後に一言。 劇中、尼さん役のヘレン・レディが歌を1曲Serviceしてくれますが、これって日本で言えば、Folk歌手のイルカが歌うって事?! うーん、America映画で良かった... |