サザエさん |
テレビのオープニングは、1番と3番ですが、オリジナルの4番は歌詞を伸ばして
おわるので、かぶらないようにテレビでは取って付けたような後奏が付けられていた のでしょう。エンディングはテレビ版だと、よく「間に歌が入っていない部分が長い」 などと言われますが、CDでは1番から3番までオールキャストの台詞での物語が満載 なので、テレビサイズにしたときに省いたのでしょう。 ともあれ歌の収録は1969年、カラオケの収録は1992年。「カラオケは新規に製作した」旨 書かれていますが、テレビ、CDのフルコーラス、カラオケ聞き比べも中々に興味があり、 是非入手をお勧めします。 |
越部信義CM WORKS |
師の三木鶏郎譲りの、親しみ易いメロディが満載です。よくぞここまで集めてくれたと思います。「おもちゃのチャチャチャ」を筆頭に、童謡の世界では幾多の名曲がある越部氏ですが、CMの世界でも、永く人々の記憶に残る作品を書いていたことを知りました。天地総子の全盛期の歌声が聴かれるのも魅力です。「コニーの唄」「ダッコちゃんマーク」などは、先輩の楠トシエも敵わない軽妙絶妙な表現力です。尚、曲目のクレジットに疑問が残る箇所があり、「パネロンの唄」がサンポット工業となっていますが、歌詞を聴く限り、衣服の芯地のコマーシャルであり、不織布で有名なダイニック株式会社の製品と思うのですが。 |
テレビアニメ スーパーヒストリー 10「破裏拳ポリマー」~「勇者ライディーン」 |
ここにあるサザエさんは誰でも知ってる日曜6時半の歌ではありません。火曜に再放送していた方のミッチの唄うレアな歌です。探しに探したよぉ。オープニングもエンディングもどっちも癒される名曲だよ。 |
対訳 サザエさん〈1〉【講談社英語文庫】 |
あの「サザエさん」が対訳になりました。日本語と英語。この本は英語を学ぶ日本人の為に出版されたようですが、逆に、日本語を学ぶ英語圏の方にオススメしたいです。日本語と同時に日本の昭和文化について学べるし、生きた日本語が載っているので。 |
サザエさん (1) |
昭和21年4月から昭和22年2月に新聞に掲載されていたもの、サザエさんは独身でイカコさんという親友がいて、生まれは地方で東京育ちでないこともわかる。この漫画はその時折の時事を大いに反映しているから昭和の生活史を知る資料にもなる。引揚げ、食料配給、闇市、買出し、男女同権、メチール(メタノールのこと、密造酒の原料だが、飲むと眼をやられるので目散る=メチルと呼ばれた)、今では死語となった言葉の集積である。
向田邦子の文章で、サザエサンの漫画で、昭和を垣間見る事ができる。 歴史は繰り返される。昨今の暗いご時世、こんな時代にこそ明るく生き抜く知恵がここでみつけられるのではないか?全45巻、続けて読んでいきたいものである。 |