 Witchcraft (TENMAコミックス) |
全９話で描かれた表題作『Witchcraft』の丸ごと長編な著者の２冊目。
可愛い系で気弱な男子生徒『望月薫』は、すでに日常茶飯事と化しているイヂメから脱出してみようなぞ試み、逃げ込んだビルの一角で運命の扉を開いてしまう。 折しも実験材料を求めていた、占い店店主『加賀美鏡子(表紙)』は、薫に暗示催眠術を施す。 結果として薫の表層に現れる原初的男性本能は、だが♂としての性本能まで完全解放することになる。 一応のところめ利害の一致した二人は事後、契約を結ぶことになるのだが…。 アラブとイギリスのクォーター入った褐色銀髪ツインテ娘『西園寺サラ(裏表紙左)』は、鏡子と同じ師のもとで修行した妹弟子で、ナナメ組織をバックに鏡子を傘下に取り込もうと画策。 ミドル黒髪の猫っかぶりアイドル『美本めぐみ(裏表紙右)』は、新番組のレギュラー欲しさから持ち前のエロ光線で薫を堕としにかかる。 ３人娘のそれぞれの思惑を破天荒なノリで転がしながら４話まで進んだ物語は、鏡子とサラの師にして唯一のツルペタ少女風味な現代を生きるロン毛魔女『アリス』の５話参入で大きく揺れ動く。 アリス操るフタナリホムンクルス(愛玩魔法人形)たちが超巨大なイチモツを振りかざし襲いかかる。 限界超えてイカされまくる二人を尻目に唯一墜ちない鏡子に対し、アリスは魔法でおちん○んを具現化させたり。 魔法で共有した他人の快感が大波のごとくうねりくる。 二穴を三本で掘られていっぱいいっぱいな鏡子が凄絶にエロイ。 第４話の展開が抜群のエロ度を醸し出す。 話を転がすのにいっぱいいっぱいだったのか、終盤で鏡子以外の二人のキモチが若干置き去りになる部分だけが惜しまれるけど、初挑戦の長編としてはドラマチックも上々。 キャラデはもはやスタイル。 軽エロファンなら買い控えが吉。 破天荒でエグエロな漫画が好きなら超お薦め。 |
 AQUA BLESS (TENMAコミックス) |
著者の処女短編集。
テレパシー能力のせいで他人のエッチまで我が身に受信しちゃう女生徒の幸せすぎる受難『てれぱsweet』。 なかなか一線を越えてくれないカレシを南の島で逆アナルレイプしちゃう女の子のラブエロ『とらべるとLOVEる』。 企画系Ｂ級アイドルの欲求不満解消劇『カウ☆ガール』。 双生児姉妹と幼馴染み少年のトライアングル狂詩曲『TWINS(前後編)』。 遊園地のヒーローショー。初めて役をもらった女の子と団員(♂)のオバカ系檄エロ『天魔戦隊マテンジャー』。 ちょっと悪入った女生徒が可愛い系男子生徒に女装させ電車内でエロイ悪戯。だがしかぁし…『電車女』。 ちんちんの巨大さゆえ、どこぞの財閥のお嬢様に勝手に婿に選ばれた17歳の少年。拘束され逆レイプされるが…『れでぃ いんぱくと！』。 女三人の温泉旅行。男にあぶれた寂しい彼女に降って湧いた幸運『うぃんたーめもりー』。 ほか、巻末カラー４ページのキャラ総出漫画『てれぱsweet☆1.5』。カバー内に『その後のみなさん』のオマケ付き。 純愛系１編。成り行き系５編。悪戯系２編。 貧乳から巨乳までいろいろ。 作画的には現在進歩中でも、キャラの魅力は充分高い。 ラスト２作は展開甘めだけど、残りの作品はどれも発想・展開・味付けが抜群でエロを最大限に活かしている。 話のテンポも流れも良くて読み応えもすこぶる良好。 なにげな事件が恋に変わったりして、楽しんで抜ける一冊。 作画が肌に合わない方と属性的に興味無い方を除く成コミファンに広くお勧め。 あくまで個人的意見として、漫画力のある方にありがちな作者へのサービス精神なんだろうけど、後書きにはイラストより抱負とか自己紹介とか書いて欲しかった。読者が作者と対話できるのはここしかないから。とゆーわけで１点減点して、個人的には99点。 |
