NHK大河ドラマ「北条時宗」オリジナル・サウンドトラック |
メインタイトルの「蒼風」に評価が集まっているようだが、僕個人としては、組曲「ゴーリンゴー」が白眉である。何と切なく美しい響きだろう・・・。 目を閉じ、耳を澄ますと風景が見えてくる。それはまるで夜明け前の広大な草原の上に一人立つ既視感である。微かに風が渡り、そこには音も無い。 その事が少し寂しく、でも孤独である事に乾いてはいない。 |
時宗〈巻の3〉震星 (講談社文庫) |
NHK大河ドラマの原作本。この巻から漸く『時宗』が主役!と思いきや、お兄ちゃんの時輔が主役の座を奪っております。史実としてより、小説としての面白さ、醍醐味が溢れている作品。人間関係がドラマと180度違うので、ドラマと原作、2度美味しいです。 |
時宗〈巻の2〉連星 (講談社文庫) |
地方に御家人がちらばり、
一所懸命が本分だった鎌倉武士の時代。 勝利しても恩賞も出せない 侵略者との戦いにおいて 国を守るということを訴える時宗。 国を守ると同時に命がつきる時宗。 まさに全身全霊だったのだろう。 |
NHK大河ドラマ 北条時宗 総集編 DVD-BOX |
確かにあまり面白くはない。 しかしその原因は執権時代と時宗という人物の歴史的魅力の問題。フィクションの乱発・脚本家の偽善主観の挿入による大河破壊は近年の大河全体にいえること。(◯◯組!とか◯名が辻など) だからこの「時宗」は元冦の(蒙古軍が襲来する)シーンを映像化したことを評価すべき。というかそこしか評価できないが。あと北村一輝を全国区にしたこと。 |