チーム・バチスタの栄光 [DVD] |
海堂尊のベストセラー原作と比べると、大筋以外のパートでかなりの変更が加えられている。まず、不定愁訴外来の田口が男性から女性(竹内結子)へ、白鳥と田口がはじめて出会う場面がなぜかソフトボールの試合中?、そして厚顔無恥な火喰鳥の白鳥にどう見てもスマートすぎるアベちゃんをキャスティングしたりしている。中村義洋監督によればプロデューサー側の意向があったそうで、ソフトボール自体もはじめはシブシブ了承したという話。
しかしよくよく考えてみると、原作に忠実にほとんどを術中シーンで構成してしまうと絵が暗くなることは必至。おまけに手術着とマスクをつけさせれば誰が誰だかわかりづらいというマイナスが生じてしまう。器械出し担当以外はすべて男というチーム・バチスタに、さらにムサ苦しい男2人を加えてしまえば映像は限りなく地味になることが明白だったのだ。正統派美人女優・竹内結子にソフトボール・ユニフォームを着せてスクリ−ン登場させれば、そんな問題も一気に解消可能なのである。(次回作『ジェネラル・ルージュの凱旋』でも竹内のユニフォーム姿を拝めるらしい) 俳優のキャスティング以外にも、本筋にはかかわらない小ネタ部分もほとんどがオリジナルに書きかえられており、監督によれば『エクソシスト』や『ゴッド・ファーザー』にオマージュを捧げたシーン(おそらく誰も気づかない)まで用意されているらしい。要するに、確かに面白かった原作に思い入れのある人の評価は低いものの、本作品ではじめて『チーム・バチスタの栄光』を知った人にとっては結構な映画だと思うのである。但し、火喰鳥こと白鳥のインパクトについては原作の方が数段上で、実際笑えるところも多かった気がする。“笑い”よりも“ビジュアル”を優先させたこの映画、それはそれでアルと思います。 |
LOVE MY LIFE ラブ マイ ライフ [DVD] |
ドイツの映画「バンディッツ」を彷彿とさせる、音楽と映像のシンクロ。
ラスト直前のシーンでは役者(吉井怜)が、走る、走る、走る。 これもドイツの映画「ラン・ローラ・ラン」を彷彿とさせます。 石田衣良ほか出ている役者さんも皆、自然ではまっていると思いました。 ストーリーは無茶苦茶、単純だけど、映像、特に光が全てにおいて見事に撮影されていて、 音楽、役者と掛け合わさって、徹頭徹尾、キラキラした映画になっていると思います。 キレイなものを見たなぁと元気になる感じです。 監督の次回作に期待。吉井怜さんも役者として大成して欲しい。 高橋一生さんに、平岩紙さんも今後、要チェック。今宿麻美さんも。 期待せずに見たからか、非常に良かったです。撮影風景のおまけDVDもついていて、 「あぁ、映画を作るってこういうことなんだ。」と実感できるのもいいです。 どうやら石田衣良さんの場面は3日で、他の二人の場面は2週間ほどで撮影されたらしいです。驚愕! |
恋愛小説 [DVD] |
悲しい…、ハッピーエンド好きな私には玉木さん演じる主人公の運命が悲しすぎました。あらすじを知っていたせいもありますが、幸せなシーンも見ていて悲しくて、ここで時が止まればいいのに…なんて思ってしまったり。号泣ではなく静かに涙がこぼれる映画だと思います。主人公と恋人の設定はどこかつくりもののような感じがしますが、池内さん演じる友人の言動がとても普通で、話に現実味を持たせてくれています。最後に一筋の光が見えるものの、全体的に悲しく切ない運命に逆らえずに生きてきた主人公の物語が語られていく分、小西さん演じる恋人の陽射しのような明るい笑顔とあたたかい愛に癒され、人を愛するときはこのくらい素直に真剣にあたたかくありたいと思わせてくれます。欲を言えばラストにもうひとエピソード、悲しみは癒えなくても主人公が運命に立ち向かって強く生きていく姿が少しでも見られたらよかったなぁと思います。でも見終わった人がそれぞれその後を想像するのがいいのかも知れませんね。 |
GTO スペシャル [DVD] |
高視聴率を獲得したドラマ「GTO」のスペシャル版。 相変わらず、はちゃめちゃな鬼塚先生が見どころです。 ストーリーも連ドラの続きといった感じで、一番気になるところはやっぱり鬼塚先生と冬月先生の恋の行方。 決着はいかに??? GTOファンにはたまらないDVDです。私も購入しましたが、買ってよかったと思いました! |
GTO DVD-BOX |
自分は原作漫画のほうは全く読んだことも無かったですが、
それでも十分に面白いと思います。 正直クサイ演出が多くて、もう見てるこっちまで、 TV画面から目を背けたくなるような恥ずかしい演説を、 鬼塚先生はよくしてしまうのですが、 それでも毎回、最後はポロッと涙ぐんでしまいました。 とくに、鬼塚を嫌ってた生徒の中でも、 最も手がつけられなかった相沢みやびが、 亡くなった彼氏からの大事なネックレスを、 徹夜で探してくれた鬼塚に心を動かされ、 “ありがとー先生ーッ!”と泣き叫ぶように言うシーンは、 とても感動しました。(個人的に) 学園ドラマは数あれど、 自分が選ぶトップはやはり「GTO」で揺らぎません。 言ってる事はすごくシンプルですが、 強烈なエネルギーに溢れたドラマであり、また鬼塚というキャラがいます。 とても面白いです。お薦めです。 |
セルソ |
もともとファンだった為、購入しました。
俳優として見ていた時よりも、彼の考えている事や思いを感じ取る事の出来た一冊です。 彼の好きな本もなかなか面白かったな。 |
SWITCH Vol.20 No.9(SEPTEMBER 2002) |
今、活躍している人が満載だと思います。マリクワ特集がかなりそれを物語っています。目に見える形でそのとき起こっていた動きの結果が分かる今の方が意外と読みやすかったりするかもしれません。バックナンバーを読む楽しみはそういうところにある気がします。約2年前の中島美嘉も今の中島美嘉になるちょい前くらい感が出ていてなかなか読みがいがありました。 |