![]() The Bedlam in Goliath |
アメリカのプログレロックバンド、マーズ・ヴォルタの4th。2008作
あやしげなジャケや「ゴリアテの混乱」という意味不明のタイトル通り、 前作から続く変態型モダンプログレ道を今回もまっしぐら。 アラビックなコード進行でサイケがかった浮遊感をともなうサウンドで、イメージは中近東か。 手数の多いドラムを中心に、これまでよりもさらにグルーブ感のある演奏がかなり生っぽい。 もともとが楽曲よりもイメージを重視した演奏志向のバンドであったので、 この破天荒なスタイルに理不尽さを感じるようなまともなリスナーには向かない。 75分の大作に飽きがくるか来ないかは、ひとえに感覚で聴く変態サイケを好むかどうか。 |
![]() ゴリアテの混乱~大混乱エディション(DVD付) |
期待どおり! マーズヴォルタは裏切らないです でもコンパクトでわかりやすい曲が増えたせいか 前作、前々作みたいな 2分3分かけて徐々にもりあげて…どーん! みたいな曲が無いのが寂しい でも これはこれでありですね はじめてマーズヴォルタ聴くならこれがいいかも 2曲目いい! |
![]() Frances the Mute |
星五つでも足りないというくらい素晴らしい。
激しいナンバーもあれば、ゆったりと流れるバラードもある。 ともかく、静と動の演出が巧い。80分近くある長尺のアルバムだがそれを微塵にも感じさせない。 どんな音楽にもジャンル付けされる昨今、このバンドはどこにも位置付けることが出来ない。パンク、ジャズ、フュージョン、サルサ、様々な音楽を取り入れつつ、それをMARSVOLTAという音楽に還元している。見事としか良い様が無い。 その音楽の底辺にはポップという要素も含んでいるため、とっつきやすく幅広いリスナーにも届く堅苦しく無い世界をもっている。 詩もとてもいいし、ジャケなどのアートにもこだわりを感じる。 歴史に残る一枚と言っても過言では無いだろう。 |