ディオゲネスの言葉
![]() テオ・アンゲロプロス全集 I~IV DVD-BOX III |
アンゲロプロス様の映画は本当にもう
毎回毎回毎回毎回〜ケレンの塊のような画を見せてくれる訳ですが、 こんだけテクニカルな映像をこれでもかとこれ見よがしに見せ付けられているのに、 毎回やっぱりスゲーと思ってしまうのが凄いとこだと思います。 群集の壮大さを描いてみても、個人の孤独感を際立たせてみせても、 ちょっとやっぱり数多の監督たちとはレベルが違うところに至ってしまう、 で、未だ健在で相変わらずクオリティの高い映画を撮り続ける体力。 私は「霧の中の風景」が一番好きなんですが、 この中でも「もうこのオッサンなんちゅうことすんのや・・・・」という位のあざとさが一杯で、 でも死ぬほど泣かされている自分に気が付く訳です。 子供が成長したときに見て感動してくれたらいいな〜と思い、 一生モノとして購入しました。 |
![]() 大遠征アレキサンダーの野望―ギリシャからアジアへの旅 (Newton mook―Visual science series) |
アレキサンダー大王の東征についていくつか本が出ているがその遠征路を実地踏査して著されたものはなかった。 この本ではギリシアからインド、そしてバビロンへと2300年前に実際に大王が軍勢を率いて通ったであろう道筋をエピソードを交えて案内してくれる。 ペルセポリス手前のペルシア門の抜け道や、パキスタン北西辺境のスワートにあるアオルノス岩砦の実踏の苦労話しは物語的な東征記を読んでも実感できないものを伝えてくれる。 |